たまにはTVを見てみるもんだ

何年かぶりに体調を崩して一日中ベッドに横になっていた。熱は無いのに、まるで熱がある時のように頭痛、肩こり、リンパの腫れがあり、鼻が詰まる状態。花粉症のひどい状態の時のよう。お陰でG/W最後の日を無駄に過ごしてしまった。
それで・・・ってことはないけど、久しぶりにTVをみて、日立の冷蔵庫のお詫びCMを見た。

日立冷蔵庫で“エコ”不当表示、省エネ大賞も返上

パナソニックの古い石油ストーブの不具合、回収CMから各社がCMを利用して告知するようになったけど、今回の内容はかなり悪質ですね。エコ部分以外の製品のスペック上は問題ない、と説明しているが、消費者の購買行動上、「省エネ大賞受賞」やCO2削減率は重要なメッセージになっていたはず。少なくとも、購入した人は自身のエコ活動への満足を得たところに裏切りが発生したような構図になってしまったわけである。コンプラ的にも大きな問題だと思うけど、市場的にデフレ傾向に入っていて某かの謳い文句がないと価格だけで決定されてしまい、みんなが辛い思いになる方向に向かっている。実際、今回の冷蔵庫以外にも白モノ家電は買換サイクルも長く、現在でも何かしらのものを使っているケースが多いわけで、相当なメリットがないと消費者はリプレイスに踏み切らないだろう。ちなみにうちの冷蔵庫は10年以上かな。
話を元に戻すと、今回の商品だけど省エネ大賞を受賞しなかった場合のシナリオはどうだったんだろう。

  1. 当初の目標スペックが満たせなかったので、リリースされなかった
  2. 当初の目標スペックは満たせなかったが、謳い文句はそのままでリリースされた

上記の1はコンプラが効いていたことになり、2は機能しなかった、というわけである。今回の発表されている内容を見る限り受賞していなかった場合、2であった気がする。この場合、メーカが発表している内容を検証する手段がなく、消費者はだまされ続けることになる。少なくとも僕が今回の商品を購入して、後から事実を知った場合、二度とそのメーカの商品は購入しないと思う。