2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

読み手がいて初めて成り立つストーリー 『どちらかが彼女を殺した』 東野圭吾

"どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)" (東野 圭吾) 推理小説の一番の蜜は謎解きをして犯人を突き止めることだろう。トリックを見破り、アリバイを崩し、運命としか言いようがない偶然などが重なりストーリーはドラマ化していく。定石というか、一番基本と…

『中む食堂』のキャンドルナイト

『見せたいところだけを見せる』通常の照明ではなく、キャンドルライトを使った時の効果である。最近お世話になっている『中む食堂』のイベント「キャンドルナイト」で思ったこと。 『中む食堂』は僕の地元で美味しい料理(ほぼ沖縄モード)と泡盛(他のお酒…

マーケティングの本と思いきや、進化心理学の本だった 『友達の数は何人?』 ロビン・ダンバー

"友達の数は何人?―ダンバー数とつながりの進化心理学" (ロビン ダンバー) この書籍は『本が好き!』から献本いただきました。 久しぶりに苦労して読み終えた一冊かも知れない。ページ数でいえば250ページ程度なので決してボリュームが多いわけではない。さら…