Mac mini FusionDrive化(構築/設定の巻)
前回の続きを。
構築と一緒にメンテナンスも
準備が整ったところでいよいよFusionDriveを構築する段階に入っていくところだけど、実はこれまでの使用によって思っている以上にホコリを寄せつけている。せっかくなので、このホコリを取り除きながら構築することで見た目も含めてリフレッシュすることができる。ホコリを取り除くのに便利なのはエアーダスターだ。スプレーのようなものから空気をはき出すことでホコリを飛ばすものだけど、外側の排気口部分だけではなく、内部の基板周り、空きスペースのホコリを飛ばすのにも一役買うので用意しておいた方がベターだろう。ちなみに僕はこれを使った。
もう一つ使って便利だったのが養生テープ。それも緑色のものではなくて、半透明なもの。
これは何に使ったかというと、各パーツをバラすには当然ながら留めているネジを外すことになる。そのネジをパーツに貼り付けておくことで、パーツとネジが「組」になり、元に戻す時に間違えることもなく(最後に余ったんだけど….ということもない)、またパーツと紐付かないネジは養生テープに貼り付け、作業台の上に貼り付けておけばこの手のネジを見失うこともない。テープが半透明なので、テープの上から形状や数を常時確認することができること、テープの上にそのネジがあった場所をペンで書いておくことができるので作業中も(元に戻せるか、という)不安になることもない。
さあ、構築
実際の作業手順はほぼこのサイトの通り。
いや〜Mac miniとは別のVAIOでこのサイトを表示しながらの作業したんだけど、全く不安なく進められた。いくつかのパーツは外れにくい仕様になっているので、そのコツも書かれているし、書かれている通りにしてみると「なるほど〜」とひとり言をいってしまうぐらい解説がしっかりしている。 OWCのキットであれば必要なドライバ類も中に入っているので、自分のドライバ類などを用意する必要はありません。 唯一このサイトと違ったのは、僕の場合、HDDも換装したので取り外したHDDを新しいHDDにしてMac miniに戻すところだけど、作業途中でHDDを外すので、追加作業としては既存のHDDに
- ネジを外して新しいHDDを付けること
- ケーブルを新しいHDD付け替えること
- 黒いカバーの付け替え
の3点だけ。この時に必要になるドライバもOWCキットに付属しているもので大丈夫。
だいだい所要時間は慎重にやっても1時間程度。ちょっと細かい作業になる部分もあるので、明るい場所、作業しやすい台や机などで実施することをおすすめします。 ここまで物理的な構築は完了します。
次は設定部分。
既存のMac miniにSSDを追加してFusionDrive化するわけではないので、SSD、HDDの物理ドライブを一つの論理ドライブとして認識させる必要があります。
先ほど構成し直したMac miniに電源を入れても「ジャーン!」という音はするもののOSは入っていないので起動はしません(一応、組み上がった状態でちゃんと通電して起動するかの確認はしました)。 準備のところで作ったUSBメモリの起動ディスクを挿して、「Command+R」を押しながら電源ボタンを押してリカバリーモードで立ち上げます。でも、OSインストールはまだです。 ターミナルを起動してコマンドで作業することで晴れてFusion Driveになります。 そこの作業手順はこちらを参考にしました。
論理ボリュームが作られたら、OSのインストール作業を行って完成です。