「書店と図書館」

昔の図書館に比べて最近の図書館のサービスレベルは非常に高いように感じる。出版関係の方々からはアンチ図書館の感情が生まれそうなくらいに便利である。しかしネットの書店とリアルの書店のようにどちらにも良いところとそうでないところがあり、利用者はそれをうまく使い、提供者はメリットを全面に出してサービス提供すべきではないだろうか。
私自身、Amazonでも購入するし、リアルの書店でも買い、図書館でも借りる。目的の本や作家が決まっていればAmazonは便利だが、今月の新刊を片っ端からチェックするには向いていない。逆にリアルの書店はほとんど新刊に関してはコーナーが設けてあるので、短時間でチェックが可能である。図書館では雑誌を読んでいて、気に入ったコラムの作家を検索端末でチェックし、その作家の本を試しに読んでみる、という連携プレーが可能だ。近所の公民館的な施設に併設された小さな図書館のお勧めは意外に私好み(読んでみると)の作品があり、今度行った時にはどのような基準で選択しているのか聞いてみたいと思っている。
Amazonのレコメンデーションも類似ジャンルのものでなく、「こんなものもいかがでしょうか?」と新しい分野や作家をレコメンドし、それがフィットするようになったら「すごい」と感じるでしょう。でも書店の雰囲気の方が好きかな、ワクワク感があるし・・・・。