今更だけど、Evernote x Nozbeで同じ本を2度買わないように、そして積読を回避する


まずはEvernoteの気に入っている使い方を一つ紹介したい。


僕は過去に何度も同じ本を買ってしまったという失態を何度も繰り返している。特に作品数が多い作家のものはその傾向がある。ずいぶん昔で言えば『片岡義男』、ここ最近で言えば『大沢在昌』かな。一度読んだ本をブックオフに売ってしまい手元に無いならば仕方が無いにしても、本棚に同じ本が2冊並んでいる姿は気持ちを萎えさせる。そこで、このブログに読んだ本の感想を書いたり、crossreviewなどに記録したり(最近していないので、まとめて書かないといけないんだけど)している。が、都度都度アップデートしているわけではないので、今でもたまにポテンヒットが生まれる(いいことじゃない)。そこでEvernoteの登場。


まずノートを2つ作り、片方を『BookCandidate』、もう片方を『Bookshelf』とする。『BookCandidate』は文字通り、読もうと思っている候補。ここからがポイント。読みたいと思う瞬間は電車の中であったり(中吊り)、新聞や雑誌を読んでいる時(書籍レビュー)、実際に本を読んでいる時に中で紹介されているなどいろいろな瞬間にやってくる。だからその時にはiPhoneでメモするとか、写真に撮るとかサクッとできる手段で取りあえず残しておく。その後にEvernoteを使うわけだけど、タイトル部分に作品名+著者名にして、中身のところにAmazonから画像と体裁情報を持ってくる(この時のノートは『BookCandidate』)。


Evernote_2


 


この『画像』は重要で、なんで読もうと思ったかの記憶と結びつけてくれることが多い。特に雑誌などのレビューで表紙デザインを見ている場合はその雑誌やシチュエーションも同時に思い出させてくれる。体裁情報は書店に行った時に単行本、新書、文庫など棚が分かれているので、その時に必要な情報。これは外で使うのでiPhoneEvernoteが前提。それからこの使い方をする頻度が高い場合にはEvernoteのお気に入りを使ってオフラインでもチェックできるようにしておくと更に便利。


Evernote_1


 


そして購入したらそのメモを『Bookshelf』のノートに移動する。読み終えた時にその本の中で付箋を付けた部分はそのノートの下にタイプするようにしている。これによって情報が一つにまとまり、後から検索するにも利用できる。そう、これらが後から資料を作る時のネタになり、簡単にアクセスできるという仕掛け。


 


ここで終わりなら今更ブログに書くこともないだろう。そう、終わらないんです。買ったけど読んでいない本っていっぱいあるよね。僕は常時50冊ぐらいはあると思う。それはそれで大きな問題では無いんだけど、これをうまく管理できないかなってずっと思っていた時に『Nozbe』を思い出した。GTDベースのToDo管理のアプリケーションだけど、EvernoteのタグとNozbeのProjectsは連携するので、『Bookshelf』に移動する際に『Reading』のタグを付けるようにした。そうすると、Nozbeで『Reading』のProjectsを見ると未読の本がチェックでき、いつまでに読もうか、という気持ちになる。


Nozbe_Evernote


これは自分で言うのもなんだけど、結構イケてる使い方だと思う。EvernoteとNozbeの両方を使っている人にはおすすめ。