気持ちは帰還兵のOB会のよう


最初の会社の先輩方とのOB会に参加。1ヶ月振りの方からそれこそ10数年振りの方までいたけど、今でも全員の名前は記憶している。これは素晴らしい文化だと思う。場所は旧本社そばで誰しもがよく行った『串八珍 市ヶ谷店』。チェーン店とはいえ、20年前と同じ場所で同じ店があることにビックリ。昔話もほどほどに、先輩方の最近の活躍を聞いてみると本当に面白い。話の中身よりも、話の展開方法が巧みである。営業中心の会社だったからほとんどは今でも営業系の仕事に携わっているんだけど、だからこそ相手が興味を持つような話し方が普通にできる。


 


齋藤さんは中途で入社し、役員の運転手から営業に転向し、僕らと一緒に毎日飛び込み営業を経験した謂わば同期の方。現在は保険のファイナンシャル・アドバイザーをされているとのことだったので、「どうやって新規のお客様を見つけるか」を聞くと「自分から名刺を出さないことかな」と全くの答えになっていない回答。「いやいや、そうじゃなくて・・・」と言うと、それはもう彼の話術にはまっている、という感じ。話術だけではなく興味深かったのは、保険は分かりにくい商品ではなく関係する人(保険者、保険会社、医者など)各立場の人の目線を合わせると逆に分かりやすいと言う。たしかに齋藤さんの話を聞くと分かりやすい。


太田さんの『北朝鮮のような環境下だったけど、営業専門学校で学んだ、と思えばそれぞれの人にプラスになっているだろう』という表現はまさに的を射た表現である。太田さん自身、税理士として転向して感じたのは業界的に営業する人はほとんどなく、営業出身の太田さんから見れば新規の仕事を獲得するには難しくない、という印象のようだ。


加納さんの全店会議時のエピソードには全員が大爆笑。加納さんならではの回答が原因で『お仕置き』になった。


 


幹事を担当し、段取りしてくれている加納さんには感謝。1年後ぐらいにはまたみんなで会いたいですね。