いろいろな会社のメルマガ配信停止をするとその会社の考え方が見えてくる


毎日のように送られてくるメルマガを片っ端から配信停止処理をしている。そのほとんどは『頼んでもいない』のに送られてくるメルマガだから。『頼んでもいない』というのは語弊があるかも知れない。『何かを注文したら、デフォルトでメルマガがくる』、と言った方が本当ですね。本当に必要ならば自分で配信してもらうようにするし、そうでないものは基本的に『いらないもの』なんだけどね。

 

一方で、僕が楽しみにしているメルマガもある。

  1. JMM

  2. Galerie212

  3. 伊東屋

1.は村上龍氏が編集長をしている老舗のメルマガで、特に月曜日に配信される『村上龍、金融経済の専門家たちに聞く』は読み応えもあり、無料ではもったいないぐらいの感じで読んでいる。

2.は時々だけどブックカバーなどを購入させてもらっている草木染めのお店。文庫、新書、単行本とここのブックカバーを利用させてもらっています。最初は麻がちょっと堅めだけど使い込んでいくうちに馴染んできて手に触れる感触が気持ちいい。

3.文具好きとしては伊東屋さんお店も好きだし、メルマガも適度なタイミングできてくれるので。

 

最近いろいろな人に話すんだけど、情報過多の時代には情報そのものに価値があるのではなく、必要な情報に価値ある、ということを理解していない人たちが多い。たしかにDMと違って、eメールは1通おくるのも1000通送るのもコストはあまり変わらないかも知れないけど、必要のないものはいくら送られてきても『ゴミ』にしかならない。逆にいうと、必要な情報は例え広告でもありがたいものになる。家を探している人にとって、住宅の広告やマンションの広告は重要な情報源になる。でも、探している段階では『貴重な情報源』でも、家を決めちゃったら『もういらない情報源』になり、送られてくるDMやeメールはスパムと同じ感覚になってしまう。だから、聞けばいいのに・・・っていつも思う。『もう必要ありませんか?』って。eメールのコストはそんなに高く無いんだから、送りつけるだけじゃなく、何回かに1回聞くことでもっとeメールが有効活用できるはずなんだけど。

 

今回、いろいろな会社さんのメルマガを配信停止して感じたのは各社さんの気持ちというか、考え方が作りに対して如実にでている、ということ。とにかく配信停止にされないように敢えて面倒くさく作っている会社さんもあれば、メールも使って確認をしながら手続きするところまで千差万別。ワースト1,2は某ECサイト(ほとんどの人が思っているところ)と大手レンタルの会社。よく考えられています、苦労させるように。