もう一つの『共通言語化』

昨日の真面目な内容とは全く関係なく・・・・。
小さい頃からほとんどの人が『今川焼き』と呼んでいる食べ物を僕の実家では『甘太郎焼き』と呼んでいて、逆に『今川焼き』とか『大判焼き』という名称の方が違和感があった。なぜ違和感があるにもかかわらず、口に出して言えなかったのかというと高校時代にあった小さな出来事が今でもトラウマになっているのかも知れない。それは、高校1年の夏ぐらいに柏の友人宅に泊まることになった。夕飯のおかずは「とんかつ」で、ソースはもちろんブルドッグソース。その時に「お前んちって変わってんな。ソースがブルドッグなんだ・・・。」と話した瞬間に空気は一気に冷え込んだ。おそらく誰しもが理解できないだろうが、野田の中ではキッコーマンのデリシャスソースが標準で、スーパーの棚も多くのスペースを占めていた。そのため、僕の家のソースはもちろんデリシャスソースで、醤油と同様にメジャーなブランドだと思っていた。が、それは大きな間違いだったようだ。
というようなことがあり、僕が言葉にする際には『今川焼き』と言っていた。なぜ『甘太郎焼き』かと言えば、詰めてあった箱にしっかりと『甘太郎』と書かれていた。ちょっと気になったので、Googleで検索したところ、ちゃんとそのお店の紹介のページもありました。

野田名物 太郎焼本舗(甘太郎)とも言います

こんな話は酒のつまみにはいいものの、仕事でお互い全く違うものを言葉だけ同じで呼び合っているケースもあり得ないわけではないので、言葉はしっかりと定義しておく必要がある、という別の側面からの話。