セレンディピティを生み出す準備

次回mixbeatのワークショップ準備のために2期生のメンバーと打ち合わせを実施。元々、大きなテーマは2つあって、そのテーマを1つに絞り、実際のワークショップで実施する内容をイメージすることがゴール。その中で出てきたことが「仕事でもプライベートでも事前の準備は大事だよね」ということ。ここをあまり書くとワークショップのネタバレになるので、この話はここまで。で、その時にイメージされたのは「セレンディピティ」という言葉。ちょうど茂木健一郎氏の「セレンディピティの時代」を読んでいたことも一因かも知れない。セレンディピティとは「ふとした偶然をきっかけに、幸運を掴むこと」を指すが、そのためにはいくつかのアクションが必要と思っている。

  • 何か興味の対象を見つけた時にそのままにせず、何らかの形で情報を蓄積できるようにする。

これは先日読んだ小山龍介氏の「整理HACKS!」にも通じることだけど、情報を集約させること。そして途中で利用したものは破棄すること。具体的にはミーティングなどで使用したメモなどは情報集約し、メモそのものは処分する。僕の場合はメモ用に使用したノートはiPhoneを使って写真に撮り、Evernoteにまとめる。

関連エントリ:整理HACKS!読んだ 「整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣」 小山龍介

  • 情報の棚卸しの時間を確保する

メモをとる、情報を集約するまではできても、それだけでは宝なのかゴミなのかの区別が無いので結局は利用しない(あるいはできない)ことになってしまう。タスク管理と同様にある程度定期的に棚卸しの時間を確保して、それらの情報をまとめ直したり、図式化しておく。こうすることで、自分自身の中で内容が整理され、徐々に自分のモノとなってくる。僕自身、この部分はまだまだ課題なんだけど、整理して図式化しておくことでメタなパーツとなり、何かの時に再利用可能なものになる。具体例としては、はてブやdeliciousにブックマークした記事を再整理してみる。この時にタグの整理程度でとどめずに、自分用のパーツにしてしまうことが大事。そのため、この棚卸しの時間は隙間時間などに行うのではなく、ある程度まとまった時間を計画的に確保する必要がある。
こういったことを繰り返していくことで、情報に対するアンテナの感度が上がり、価値ある情報を掴み取る感覚が向上すると思われる。これはこの間のmixbeat1期生の成長を見ても言えることで、何らかのテーマに関心を持ち、それらの情報に敏感になると今までやり過ごしてきたことも感じ取れるようになってくる。そうなると一気に情報量が増えるので、改めて情報整理のテクニックが必要になってくる。
次回のワークショップではこの辺のきっかけになってくれれば・・・・・と別目線で考えている。