ブックオフオンライン倉庫見学(前編)
次回のmixbeatのワークショップでブックオフオンラインのバックヤードを見学することにしているため、事前見学としてお邪魔しました。河野さんが社外取締役をしていることもあり、今日は社長の平山さん、マーケティングの広瀬さん、ロジスティックの岡本さんにずっとお付き合いいただき、かなり詳しく倉庫内を案内していただいた。
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僕もそうだったが、ネット上のビジネスというと如何に従来のビジネスファンクションを省いて効率を上げる、というイメージがあるが、ブックオフオンラインさんは敢えて一番しんどい部分を自社内に持って運営している。顧客から届いた宅配本を丁寧に分類/査定するところから始まる。決められた作業台、特別製の台車、熟考されたコンテナなどノウハウの固まりを惜しみなく紹介/説明してくれた。
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一日に1000〜1500箱届く宅配本を効率的に処理していく。ただし、この段階ではまだブックオフオンラインの商品にはなっていない。査定結果を顧客に知らせ、承認されなければまだ本は倉庫にあるにもかかわらず、顧客の資産なのである。ここもユニークなところで、ブックオフオンラインの顧客(ブックオフも同様だが)とは本やCD/DVDなどを売ってくれる人と買ってくれる人の両方が存在することである。査定された内容はメールにて顧客に伝えられ、承認が得られたものから仕入商品としてシステム処理される。ただし、承認後に再仕分けするのではなく、査定と仕分けを同時に行っているところも特長と思われる。ブックオフオンラインさんの場合(店舗のブックオフも同様であるが)、マーカやペンで書き込みがされているものは商品として対象にならなく、顧客から事前に許可を得ている対象外商品は廃棄の道を辿る。この量が結構ある。実際、廃棄向けのかごの中に再度読んでみようと思っていた「7つの習慣」が入っており、ちょっと複雑な気持ちでした。
実際の仕入作業は「荷崩し」と呼ばれ、ブックオフオンライン内で処理されるものは更にカテゴリー毎に再分類され、その後、実際の倉庫棚に収められていく。ここまでがブックオフオンラインさんでいうところの前半作業。仕事はまだまだ続く。