判断基準

金曜の夜、友人とビールを飲みながら、「結論が見えてるかどうか」が大事だって話をした。要は、アイデアをどう落とし込むかってこと。

何か物事を考える時、フェーズというか段階があると思う。最初の段階では「アイデア出し」なのであまり制限事項を考えない方が良い。またその仕事や業界のことが分かり過ぎると、既成概念の中で答えを出してしまう。課題を聞いた時、瞬間的に答えが浮かばないと効率的な仕事は難しいが、その答えを信じ切るとありきたりの結論か、何かの焼き直しに陥ることになりかねない。
企画の最終段階は「答え」の検証になるが、ここでのポイントは「誰に」、「何を」伝えようと考えた企画なのかをよく吟味することである。ここでの落とし穴は「自分のため」という悪魔の囁きにどう抵抗するか。つまり自分で「面白い」と思っても、ターゲットとする人たちが「面白い」と思うかどうか。最悪は「上司や決裁者に受けが良いか」という判断基準である。そのためにも裏付けとなる数字や事実は必要で、ここは経験や勘で勝負すべきポイントではない。