楽しめたよ! 『天使と悪魔』


"天使と悪魔 コレクターズ・エディション [DVD]" (ロン・ハワード)


楽しい映画、あまり深く考えずに次々に起こる事件を楽しんでいける、そんな作品に感じた。内容よりも街中を走るランチャ・デルタが妙に格好良く見えた。これが日本の風景に合わせるときっとイマイチになってしまうんだろうな・・・と思いながら見ていた。

 

前作の『ダ・ヴィンチ・コード』に比べると謎解き風のところは意外とあっさりとしていて、次々起きるハプニングをどう時間内に収めようか、という気がしてならない。原作を読んでいないので原作がどうなっているのか分からないが、イルミナティしかり、それぞれキーになる部分の説明シーンがちょっと足りていないのではないか、と感じている。もしかしたら、『ブレードランナー』のようにいくつものバージョンを用意することを想定しているのかも知れないが、普通のハリウッド映画になっている感じ。

 

それにしても建造物は映画での映像でも本当に素晴らしく、ちゃんと歴史を学んでゆっくりと見て歩きたくなった。まずは塩野七生の『ローマ人の物語』を読み切ろうか。