「弾言」 小飼弾

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方

朝、電車の中で境祐司さんのフィードを読んでいた時にこの小飼さんのことが書いてあった。ふ〜ん、とその場では流して読んでいたものの、夕方、恵比寿の有隣堂に寄った時に手にしたのがこの本。ちょっと面白そうだな、と思って作者を見たら小飼さんだったのでそのシンクロニシティを信じて購入した。結果は本当に面白かった。
自分自身を「ヒト」というとらえ方をして、「カネ」という計れるモノサシで話が展開される。企業の活動情報をERPで管理する際に「お金」に置き換えるのと似ている。また話の中身を理解していくことで、バランスシードなど押さえたいスキルのポイントを吸収できるところが良い。
いろいろなことに気づくためには「体も頭も飢えること」という部分には非常に興味を持った。「感じよう」とするではなく、「飢える」ことで自然と敏感になるという説く。
後半に出てくるエコ→日本都市化計画も賛成。海外の都市を見ても都市部は日本ほどではないが人工が集中して都市としての効率化が図られている。車など既存産業への影響は大きいかも知れないが、重要なことは全体の最適化だろう。そういう意味では「都市化」は検討すべきアプローチだと思う。