イーグル・アイ

これも帰りの飛行機の中で堪能させていただきました。行きの飛行機で上映プログラムを見て目星を付けておき、帰りの便で見られる状態になったら即チャンネルを合わせた。
結論から言えば、特に目新しさはなく、「ターミネター」でも「マトリクス」でも「マイノリティリポート」でも表現されていたことを映像化しているに過ぎない。とネガティブに言っても意味がなく、SFという見方ではなく、「これは今の世の中の話」として見るとまた違って見えてくる。映像全体もストーリーも最後まで飽きさせないので、まだ見ていない人は一度見てみると良い。それもSFとしてではなく・・・・。
現在でもそれぞれの監視インフラはあり、それが統合的に処理されているかといえばまだまだそうとは言えないものの、分散コンピューティングとそれぞれの監視情報を統合して分析するようになれば、ほぼ現実感のある話である。まあ、そこには倫理的なもの、政治的なものが存在するため、最後のハードルを越えるためにはまだまだいくつかステップはあると思うが、技術的には現実的な話である。
こう考えると「ブレードランナー」はすごい作品だと改めて思った。また観よう。