「ブランド再生工場」 関橋英作

役に立たない一冊。「ブランド」と書いておきながら、中身は広告とプロモーションの話。使っている言葉も受けそうな言葉の羅列。自身が手掛けた「キットカット」を題材に話を展開している部分があるが、販促効果は理解出来るがブランド力がアップしたか、は甚だ疑問が残る。ブランドとは消費者からの信頼であって、一瞬の売上指数ではないはず。それよりも作り手が期待する消費者やユーザにそのメッセージ性が届き、その価値が理解され、長く愛されるかどうかが重要であって、新しいマーケットに認知され、売上が上がることとは違うはずである。