「仮説思考」 内田和成

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

以前に話題になった作品なので、気になって読んでみた。ページ数は3分の1で済むのではないか。2年前の本であるが、最近の新書を含めて「薄めた本」が多すぎる。卒論の枚数稼ぎではないのだから、もっと真面目な作品にして欲しい。内容は決しては問題ではないのだが、「薄めて」ページ数が多いと最終的な満足度は完全低下する。
この本ではないが、一発もののような新書が多い中、非常に良くまとめられたものも存在する。値段は変わらない。本来ならば、物質的な値段ではなく、知的財産としての価値のはずなのだけれども、物量→価格の法則が一般的のようだ。駄本が量産されるとお金を払ってくれる人がどんどん減るのはないか。そうするともっと質が低下して・・・・・考えたくない。