「プロヴァンスの贈りもの」 ピーター・メイル

プロヴァンスの贈りもの

プロヴァンスの贈りもの

何かの本の中で出てきた本で、特に気にしていたわけではないが何となく手にしてしまった。人もそうだが、本も出会いであり、何かしら今の自分に必要なものだから本がメッセージを送ってきたのだろう。
ストーリーとしてはシティの金融街でビジネスをしていた主人公が突然リストラされ(外資はよくある話であるが)、タイミングよく南仏に住んでいた叔父の遺産を受け継ぐことに。とは言っても順調にお金持ちになったという話ではなく、いろいろコミュニケーションを重ねながら新しい生活を手に入れた。ストーリー的にはどうということはないのだが、何となく気持ちが和む物語である。日本人とは違う価値観からくるものが分からないが、決してネガティブには考えず、ある意味流れに任せながら人生を楽しむ・・・結果、新しいライフスタイルを手に入れた。
休みの日にゆっくりと読むことをお勧めする。