信頼関係を築くということは


月曜日、最初の会社の先輩と一緒に食事をしながらいろいろな話をした。この先輩とは直接仕事をした経験はないけど(僕が入社した時には先輩は既に辞めていた)、全くもって話題に詰まることなく、あっという間に時間が過ぎていった。(最初の会社は軍隊みたいな会社だったので)多少は昔話に花が咲いたところはあったけど、ほとんどは仕事/プライベートを問わずそれぞれが持っている考え方を元に意見交換をした。久しぶりに気持ちの良いキャッチボールというか、パスの連携ができて、終わった後は脳が疲れた。mixbeatを始めた時に河野さんに話した部分でもあるけど、お互いの距離を縮める条件、あるいは信頼関係を築いていく条件として『空間の共有』か『時間の共有』が必要。今でもそう思っているし、条件としては満たしていると思う。ただそれだけでは初期段階の距離は縮まるものの、信頼関係には発展しないかな、と思い始めている。


誰でも得意な話題と不得手な話題があり、得てして不得意な話題の時には耳も視界も閉じてしまうことが多い。大人数でのディスカッションならばともかく、二人あるいは少人数の時に知らないことや違う意見に対してどう向き合えるか、が成長のチャンスなのではないだろうか。自分自身の知識不足、誤解など意見が合わないシチュエーションはいくらでもあり、意見をぶつけることにはそれなりのエネルギーが必要である。でも、こういうチャンスにちゃんと向き合わないと信頼には繋がっていかない。


 


何か信頼関係を築くことって『筋トレ』に近いかな。楽な負荷で時間を掛けても筋肉にはならない。かといって、無理な負荷ではトレーニングにもならないし、下手すると身体を壊すことになりかねない。必要なことは今の自分自身を真摯に受け止め、プラスアルファの負荷を与えながらどう継続していくかに尽きる。信頼関係を築いていくプロセスを考える時、近い事象、あるいは置き換えができそうな事象のヒントになるような要素がありそうである。誰かワークショップでやらないかな・・・・。