最後の1曲はこれでしょう!『Celebration』 Madonna

もし今、ディスコのDJだったらこのMadonnaの『Celebration』を最後にかけて『終了!』って終わりたい。それぐらいにこの曲は気に入ってる。

Madonnaのデビューは僕の高校生の時で、当時の最高傑作は『Into The Groove』。今でも大好きな曲。『Like A Virgin』や『Material Girl』が彼女のスターダムに押し上げた曲だけど、アルバム『Like A Virgin』の中では『Dress You Up』が一番かな。つまりダンスサウンドの研ぎ澄まされていって、『Into The Groove』で一先ず完成型、といった感じ。
その後は『Vogue』や『Erotica』といった新分野へのチャレンジをしてきたが、セールス的には伸び悩んでいた時期でもある。当時の女王はWhitneyからMariahとシフトしていた時代で、ヴォーカルに期待される部分に変化が発生し、またダンスミュージックのトレンドもHipPopやRapが大きく注目されてきた時期でもあったため、Madonnaには不幸な時期だったかも知れない。『Music』はいい曲だけど、Madonnaらしらはちょっと発揮されていないかも知れない。
2005年に発表された『Confessions On A Dance Floor』はある意味、時代の流れよりも自分自身を前面に出した感じの作品で、そのおかげか、セールスも好調な結果になった。中でも面白いと思っているのは、『Hung Up』でABBAの曲をサンプリングで使っているところ。Madonnaよりも前の時代を作った曲を利用しているところが『Madonna再来』の予感を感じさせている。

話は違うが、Madonnaの『Papa Don't Preach』とRebeccaの『Moon』は酷似している。続けて聴いてもらうとすぐ分かる。

そして、今年発表された『Celebration』。このPVを見たら、50歳を超えているとは思えない。やっぱり、一番似合っている曲でいつまでもリリースし続けて欲しい。