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僕が子供の時に欲しかった 『親子で学ぶ数学図鑑:基礎からわかるビジュアルガイ』 キャロル・ヴォーダマン

Book




"親子で学ぶ数学図鑑:基礎からわかるビジュアルガイド" (キャロル・ヴォーダマン)


 


この書籍は『本が好き!』から献本いただきました。


 


質問1 「小学生のお子さんがいらっしゃいますか?」


Yesなら次の質問に。


質問2 「お子さんは算数/数学に強くなって欲しいですか?」


Yesならこの本を購入してください。


もし僕が小学校2-3年生でこの本に出会っていたらきっとずっと眺めてますよ。「ホントに?」という声に回答しましょう。


 


少し昔話を。


保育園の時には既に数字は好きだったなあ。毎週じゃないけど土曜日の夜に親戚の叔父さんが来て、一緒に花札で「おいちょかぶ」をやるのが密かに楽しみだった。元手はお小遣いとお年玉(もう時効ですよね?)。札を捲る一瞬で数字を計算し、表情は変えちゃいけない。その時間はコンマ何秒の世界。さらに判断をしないといけない。小学校に上がる前の僕の一部。


小学校になると3年生の夏から珠算をはじめ、自然と数字の特性を頭ではなく身体で感じるようになった。珠算というか和算は「5」や「10」という計算しやすい数字を基本とする。だから、「4+8」は「4-2+10」という動きになる。考えて指を動かすわけじゃない。指先に計算してくれるこびとが宿っている。だから今でも、頭の中で25x25を計算する時には50x50の半分の半分という計算している。


 


でも算数/数学は四則計算だけじゃない。だから、この本はさすがに「事典」なのでテーマ毎にまとめられている。テーマは次の6つ。



  1. 幾何(図形)

  2. 三角法

  3. 代数

  4. 統計

  5. 確率


さらに、絵や図版がたくさんあるので小学校の中学年以降であれば無理なく読み(?)進められる。まずは「数」からね。ページを捲ると「数は何?」ってところから始まる。数といっても整数、奇数、偶数から素数、フィボナッチ数(後ろの方に詳しく出てくるよ)と興味深い整数はいっぱいある。ちなみにうちの娘は小学校三年生の時に僕と順番に素数をどんどん言い合うゲームをしていた。


でも、やっぱり好きなのは「代数」かなあ。方程式とか関数とかって話よりも、ものごとを抽象化することや違うものに置き換えて説明するシーンっていっぱいあるじゃない。きっと中学生の頃に解の公式とかを覚えたと思うけど、公式を覚えることが大事なんじゃなくて考え方を理解することが大事。たとえば、3a=2bって式があったとすると、「3a」と説明して相手に伝わらなければ「2b」って説明してもいいわけ。ね、普段の生活の中にゴロゴロしているでしょ。


それから「統計」のところは大人もしっかりチェックした方がいいよ。世の中の情報の多くは平均で語られることが多いけど、平均だけが代表値じゃないから。最頻値や中央値が重要なこともこの本の見開き2ページを見れば腑に落ちるはず。


 


この本って受験勉強とも違い、TVやネットの話題じゃなくて親子共通の話ができる。それだけじゃなくて、「(相関を例にすれば)じゃ、身の周りで相関がありそうなものを検証してみようか」とか「どこかのビルの高さを測るにはどんな方法がある?」ってクイズにもなる。きっと身の周りの見え方も変わるし、普段からアンテナの感度も違ってくるはず。どう?読んでみたくなった?