ちょっと風変わりな写真展を見る 『Another World』 映像作家 宮崎淳の写真展


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夜は東北沢の「現代HEIGHTS」で開催されている宮崎さんの写真展にお邪魔した。普段の姿は地元の飲み屋でご一緒し、その時には仕事の話はほとんどなく、おっさん二人が他愛もない話で盛り上がっている、そんな風景。なので、じっくりと宮崎さんの作品を見られたのは僕の中でも新しい宮崎さんを発見した感じでした(笑)


 


普通の写真展ってパネルに引き伸ばされた写真が整然と並べられて、それこそ音をたてちゃいけない雰囲気が多いけど、ここはもう写真の空間に身を置ける。写真一枚でストーリーを語るのではなく、連続する写真から映像を想起させるような空間になってる。こんな風に見たら馴染みの飲み屋の飾ってある写真の意味がようやくわかった(今更・・・)。


その後はテーブルを囲んで楽しい談義を。「太陽がいっぱい」の中のホモサインネタとマット・デイモンの「リプリー」との比較、「ブレード・ランナー」のディレクターズ・カットは尺が長すぎる説と話題は次から次へと続く。


すると、竹浪先生はバッグから自身の記事が書かれた週刊新潮を取り出し、みんなで回覧。向こう側にたくさんの写真が鏤められ、目の前にはワインやビールと美味しい料理、そして繰り広げられる芸術(?)ネタ。時間はあっという間に過ぎ去った。


 


ちょうどLX3を持っていたので展示スペースを撮ってみたけど、写真を見てまた気持ちが萎えた…。自分の目で見えた姿と全然違う。この道のりは長いなあ。


 


写真展は金曜日までやっているのでお近くの方は是非。写真の先にある映像も同時に見られるので理解しやすい。



『Another World』 映像作家 宮崎淳の写真展


  • 5/4(金)まで

  • at 現代HEIGHTS Gallery Den & .ST