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石田衣良さんの読書会は超満足でした

Life


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前回の大沢在昌さんの読書会に続いて今回は石田衣良さんの読書会に参加してみた。どちらも抽選だったけど、きっと平日の夜のイベントということもあって申込する人が少なかったのでしょう。お陰でどちらのイベントにも参加でき、僕としては十二分に満喫できたんだけど。


 


今回の読書会は堅苦しい感じではなく、お台場のホテル グランパシフィック LE DAIBAのメインバーでお酒を飲みながらのイベントという豪華バージョン(食事もバイキング形式だったけどちゃんとしたものがありました)。


今回の課題図書は池袋ウエストゲートパークシリーズの最新刊『ドラゴン・ティアーズ -龍涙』。僕はSONYのReader Storeの経由で申し込んだからこの本はもちろん電子書籍で読んだ。ただ、イベントそのものは本の雑誌が主催だったので、みんながみんな電子書籍で読んでいる訳ではなく(逆に電子書籍の方が少数派)、協賛のSONYが各席に最新のSONY Readerを事前に用意している、という具合。


僕が座った席にはその前に50代の紳士と淑女(夫婦ではなく、それぞれ初めて会ったの人たち)がいらして、僕は自分のSONY Readerを出したら二人はバッグの中からなんと旧型機を出してきた。はあ、僕よりも先にSONY Readerを使っているのね、とちょっと驚きな感じだった。普通に見たら全然ガジェットが好きなタイプの人たちには見えないし、それよりも「旅に本を持っていく時に嵩張らずに便利」という文脈でSONY Readerを購入していることに、正直「そのニーズは分かるけど、それがSONY Readerの購買動機になる」とは考えていなかった。でも、「スイスイ読めるけど、記憶に残らないんだよね」という二人の感想を聞いた時に、僕もそう感じていたので「ああ、みんなそうなんだあ」と妙な納得感を得た。きっと紙の本を読む時って、指先から紙の感触をキャッチし、目からは全体のどの辺を読んでいる(=残りはどれぐらい)を感じ、ページを捲る動作によって、脳に刺激を与えながら記憶しているんだろうなあ、と自己分析していた。


今後の流れを考えると多くの本は電子化されるだろうけど、記憶との関係を考えると紙の方がまだまだ優位な気がする。でも、いずれ「電子書籍ネイティブ」な子供たちが大きくなったら価値感も変化するんだろうなあ。


 


乾杯はオリジナルのカクテルで、こんな感じのものでした。名前は「ブルー ウエスト」だそうです。


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石田さんのお話は本当に面白く、それにTVを通して聞くよりもすごくいい声でした。以下は、気になった言葉をメモったもの。



これからの時代は『言葉の力』が「稼ぎの源」になる。なぜなら、すべてのビジネスがコミュニケーションの上に成り立っているので、言葉を自由に操れなければ自分の意思表示もままならず、より上位の仕事をに就くことは難しい。そのためにも『本を読むこと』は重要な行為だ。


妙に納得。会話してみると相手の読書量はなんとなく想像がつく。語彙力も違うしね。


 



普段は音楽をかけながら作品を書いている。でも、池袋ウエストゲートパークのマコトのようにいつもクラシックばかりを聴いているわけじゃない。逆に何でも聴く方だと思う。


僕は基本的に音楽を聴きながらは文章が書けない。ウォークマンのボリュームゼロで、ノイキャンONがマイブームなんだけど・・・。


 



文章には文体やリズムがすごく大事で、書いた後に修正すればするほど全体のバランスが崩れる。だから、一気に書いた文章を後から手直しすることはほとんどない。誤字や脱字があっても、それがその作家の味になるわけだし。


リズムはよく分かる。だから、池袋ウエストゲートパークシリーズは読んでいて楽しいし、自分で書く文章もリズムは意識している。でも、実際に書けるのとは雲泥の差だけど。


 



池袋ウエストゲートパークの)導入部分の文章は書いていて楽しい。文章の密度は意識している。


おお、そういうことか。「文章の密度」って上手な表現だなあ。


 



街の匂いを嗅ぎながら感じるものをキャッチしている。


その感覚は僕もそうかな。だから、ちょっと時間ができると街をふらふら歩いている。


 



脇役を描く(*書くではなく)のは非常に楽しい。


へぇ〜って感じ。


 


本棚から過去の池袋ウエストゲートパークシリーズを取ってきて、また読み直そうかなあ。でも、目の前には積読ストックの山がいくつかできているんだけど・・・。