やっぱり『pomera』はいい 『ガメラ逆襲』じゃないけど、pomera復活


iPadを買ってからその存在が薄くなっていたpomeraが最近また活躍しはじめている。やっぱりテキストをまとめて書くときにはネットに繋がらない(=余計な情報にアクセスできない)のはプラスに働く。それとバッテリーを気にしなくていいのは本当に助かる。僕はeneloopを使っているけど、どれぐらい交換していないか記憶にないぐらい。


 


今の使い方は基本的にpomeraであまり気にせずタイプして、QRコードをオフィシャルのアプリで読み込んで自分宛にメールする。後からMacBookでメールの内容をエディタにコピペして文章を修正してアップする、というのが僕の中のワークフローになっている。やっぱり道具にはそれぞれ得意分野があって、pomeraの限られた画面で内容をチェックするよりかは、もう少し大きな画面というか、全体を俯瞰できる状態でチェックした方が効率がいい。


そしてpomeraだと変換できない言葉があるけどいちいち辞書登録せずに適当な言葉で埋めて、MacBook上で一括置換する(この文章もそうであるが、「pomera」は元々「ポメラ」とタイプしておいてエディタ上で一括置換した)。pomeraの良さは軽快さなので、とにかくリズムよくテキストをタイプしまくる、に限る。この『リズムよく』というのが大事で、このリズムによって自然と集中力も増す。文章の出来や前後の繋がりなどはとにかく気にしないのがポイント。


 


過去にはiPhoneQRコードを読みとるアプリで同じようにしていたけど(『QRCoder』ね)、純正のアプリの方が感度がいい。もしかしたら、iPhone4の恩恵かも知れないけど。


ポメラQRコードリーダー


 


現在の僕の文章作成速度(もちろん上記のようなとにかくタイプしまくるレベルで)は1時間で2200文字〜2400文字ぐらいかな。といっても、ブログのテキストであれば1200文字〜1600文字ぐらいなので30分強ぐらいで書いている感じ(本当には1000文字以下にしたいと思っているんだけど)。


 


つい最近はプレゼン資料のスクリプトpomeraで作成した。これまでプレゼン資料は全体のシナリオを頭で考え、紙に簡単なイメージを書き、それを元に作成していたけど、これはこれでこなしながら実際に話すシナリオをテキストに起こしてみた。そうすると、プレゼン資料のスライドの絵も何が必要で、何がいらないかより明確になることに気づいた。ついつい何でも盛り込もうとしてプレゼン用のスライドなのか提案書なのか意味不明なドキュメントができてしまう。そうプレゼンの場合には話すことがメインであることを忘れがち。


 


道具によって思考が変わることは体感的に理解しているんだけど、余計な装飾(文章の中でも)を削いで効率的に作業を行うのであれば道具もその思想に則ったモノの方がいいような気がする。pomeraはなかなか奥が深く、この先に新たな境地が待っているかも知れない(?)。


 


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