iPadの価値を変えるアプリ『7notes』


7notes


リリースされてから既にあちこちで話題のiPad向けノートアプリ『7notes』だけど素晴らしい!の一言。機能や使い方は倉園さんの『ZONOSTYLE』にほぼすべて展開されているので、そちらを見てください。


 



JustSystemの創業者夫妻が手がけた渾身の手書きアプリ 〜 7notes 「ZONOSTYLE」


 


ノートアプリなんだけど、それ以上に大きな可能性を秘めた感じがすごくするんだよね。iPhoneと違ってiPadは何に使うかイメージできないとなかなか使い道が見えてこない。さらにMacBook Airの11インチがリリースされてから人によってはニーズがかなり被る部分もあるだろう。でも、この『7notes』がインプットの前提って考えるとiPadが使えるシーンって全然違ってくる。


例えば、病院。回診の先生も病気で入院している人にもこのUIによってテキストに対するインプット作業のハードルが思いっきり下がったはず。実際に僕もベッドに横になってiPadを利用する機会が多いけど、さすがに長文のメールはやりにくかった。でも、可能になっちゃったよね、これで。


それからPCに抵抗ある人にもこのUIがあれば結構使えるんじゃないかな。たしかに今やシニア層にもかなりPCやネット環境が普及しているけど、少なくとも僕の親は使ってないし、使い始めるにしてもやりたいことよりも覚えないといけないことの方が多くて、結局ケータイ以上にはならなかった。でも、変わるかも知れない。


 


アプリと同時にクラウド上のデータストレージを用意したのはJustSystemsで経験したことが知見になっているのと『使われ方』(H/Wのスペックなどを含めて)をちゃんとイメージできているってことだろうね。文字を入力するところをユニット化しているのも過去の経験の延長かも知れない。


 


PalmでGraffitiがあったけどあくまでアルファベットを母国言語とする国にはイノベーティブだったけど、日本語環境でそのまま手書きでもタイプ文字でも利用できるのはそれ以上にイノベーティブなことだと思う。技術的にはたくさんの革新的な技術を駆使していると思うけど、それらの技術を昇華して分かりやすいアプリに仕上げている。


今後いろいろなWebサービスと連携するだろうから今以上に『iPadが』便利になっていくだろう。もしかしたら日本に於いてはiPadの価値を変えるアプリかも知れない。経験を活かすというのはこういうことなんだろうなあ。