読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本当に必要? 『Tカードはお持ちじゃないですか?』ってひと言

Thing


Tカード


ドトールファミリーマートに行くと必ず『Tカードはお持ちじゃないですか?』と聞かれる。その度に『いいえ』と答えている(もちろんカードは持っている)。確かTカードって3500万枚以上発行しているって話なので、事実上カードが作れて利用可能な人はほぼ持っている、に近い状態になっている感じ。でも、店頭で見ていると利用率ってそんなに高くない。それでいいのかな・・・?


 


僕が上記のようなお店でTカードを出さないのはカードを出すメリットとデメリットを天秤にかけた時にデメリットに方が大きいから。まずポイント還元率だけど、お店によって違うものの0.5%-1%って笑えるような率。つまり、ドトールでブレンドコーヒーを注文(Sサイズ)して付くポイントは2ポイント(=2円)。財布からカードを出して、提示し、POSでスキャンして、財布に戻すだけではなくて、ドトールxxx店でブレンドコーヒー(Sサイズ)をxx月xx日に購入って情報提供料が『2円』っていうことになる。実はそれだけじゃなくて、店舗側のオペレーションを著しく遅くしているのをFCオーナーは意識しているのだろうか。


例えばドトールで考えるとカウンター内は少人数で多くのお客さんの対応ができるように専用の機器を導入したり、レイアウトに気を遣ったりしてローコストオペレーションを考えているはずである。でも、お客さんにカードの提示を促し、財布からカードを出す時間に30秒を要したら混む時間帯であれば、簡単に列ができる。実際にそういうシチュエーションを最近だけでも何度も味わっている。お客は『ポイントが欲しい』のではなく、コーヒーやエニッシュ、ドルチェなどを食したいので入店していて(人によってはちょっとした仕事をしたいなどもあるだろう)、レジはできる限りスムーズに通過したい気持ちになっている。つまり、『Tカードはお持ちじゃないですか?』ってひと言はお互いに目的を邪魔している。店頭にはTカードが使えるPOPがあるので、ポイントが欲しい人は自分からカードを出すし、それでいいのではないか。


 


もし目の前にドトールベローチェがあったら間違いなくベローチェに入る。カウンターオペレーションがスムーズだし、値段も安い。お互いに求めているものが一致している。


TSUTAYAでDVDやCDを借りる時にはTカード(クレジット機能付きのね)を会員証兼決済手段として提示し、自動的にポイントが貯まる。ポイントはあくまでおまけで、必要要件と現金を用意しなくていいい、という利便性でそうしている。これならば、ポイント還元率が低くてもいい。お互いの動作に『追加』がないから。


本業で培ってきたノウハウを否定するような『追加』オペレーションは自分たち自身にとっても顧客にとっても『意義』が見いだせなければ長続きしないのではないだろうか。長続きしないものを顧客に押し付けるのは顧客目線がないと一緒だと思う。さて、どこが早く気づくのでしょうか。