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20年経って始めて観ました 『波の数だけ抱きしめて』


"波の数だけ抱きしめて [DVD]" (馬場康夫)


実はこの映画DVDで始めて観ました。映画館はもちろんのこと、ビデオを含めて観るチャンスがなく、約20年が過ぎた、という結果に。公開は91年だけど、時代設定は82年らしいので僕は高校生でしたね。なぜ今頃になってDVD&ブルーレイでリリースされたかは置いておいて、その当時多感な時期だった人にはいろいろな部分で懐かしさをよみがえらせる作品であることは間違いないだろう。


当時のFMは新しい音楽を入手する重要なソースになっていたし、メディアは完全にカセットテープだった。82年だとたしかWalkman IIを手に入れた時で通学時にカセットを入れて聴いていた。Popeyeは中学の頃から読んでいたのでこの時代設定時にはほとんど読んでいたんじゃないかな。当時のPopeyeのインキのニオイが独特だった記憶は今でも鮮明に覚えている。


 


映画のメインストリームであるミニFM局を中継機(器)を利用しながら合法的に視聴範囲を広げていくアイデアはきっとあったと思う。実際に高校3年の文化祭では催しものとしてミニFM局をやったし・・・。たしか無線に詳しい同級生の立石がパーツを買ってきてトランスミッターを作ったんだと思う。でも出力は小さいものだったので校内のどこまで届いていたのか疑問だけど。


メインの曲はユーミンだけど、『私をスキーに連れていって』のように一色ではなく、作品中にも登場するTOTOの『TOTO IV』のようにその時代を表現するような曲がチョイスされている。当時、街のあちこちで『Rosanna』はかかっていた。


 


カセットデッキの『TEAC』、カートリッジの『SHURE』、カーオーディオの『KENWOOD』、レコード、FMと時代と共に役目を終えたもの、軸足を変化させて生き残っているもの。この映画の楽しみはそんな数々のアイテムの今を見つけることも大きな魅力になっている、というか、そう仕掛けられているのかも知れない。