2nd_mixbeat 聞き手からメッセージ その2

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ナベのプレゼン。アドリブで話を進められるところがナベの得意というか、良いところなんだけど、準備をし落ち着いて何かを伝えるのはあまり得意でない。きっと多くのシーンをアドリブでできてしまうから、その力に頼りすぎているんだろう。


ナベのプレゼンのテーマは『仕事観』(本人は言っていなかったけど、内容的にはそうだろう)を通しての自己紹介。『友達になれるか』、『仕事を一緒にできるか』という切り口で自分自身を炙り出していこう、というアプローチだ。これは単に過去を振り返る形での自己表現ではなく、『今』を中心とした彼の価値観を表現するのでなかなか良い考え方だと思う。


ただし課題がないわけじゃない。


  • 話の中身に具体性がない(イメージは伝わるが、イメージで終わってしまう)

  • スライドの作りが相手の立場で作られていないので、『自己中心』的になっている

  • アドリブで何とかしようとして、スライドの作りがずさんである


彼の優しさは普段の言動で分かるんだけど、こうした準備が必要な時に準備が甘いために『ちゃらんぽらん』に見えてしまうのは非常にもったいない。もう少し面倒な作業も綿密に準備をして取り組めば、きっと相手が受ける彼の価値は上がるだろう。


 

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タケとは唯一2回のワークショップを一緒にやった2期生。特に2回のワークショップを一緒に準備した時に経験した『本を読んで内容を的確にまとめる力』は非常に優れていることを知っている。一方で、それらを表現するのが本当に苦手。つまり話す時にはアドリブで何とかしようとして自滅してしまう。


今回のプレゼンでもそれまでのメンバーと違い、初めて相手に向かって話すことを実践した。聞き手と一体感を作りながら話を進められたのはタケらしいし、彼の人の良さを一番伝えられる方法だと思う。


残念な部分は、


  • mixbeatで経験したこと→何を学んだのか→で、どうなったのか、どうしているのか

  • このプレゼンの目的は何なのか


という『構成』が抜け落ちている点かな。事前に誰かしらにレビューを受けて構成自体を修正できていればそんなことは無かったのだろうが、卒業プレゼンはすべて一人で実施するので流れが外れていても指摘してくれる人がいなく、外れたら外れっぱなしの状態になる。スタッフ側の気持ちとしては、1年間でその辺はクリアして欲しいと思っているんだけど。


 


二人とも課題は結構明確なプレゼンだったね。