2nd_mixbeat 聞き手からメッセージ その1


予告通りここ数日間はmixbeat2期生最終合宿の話を書きます。

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トップバッターのヒデは一番プレッシャーがかかる中でのプレゼンだったと思う。ヒデの性格は一緒にワークショップを準備したことがあるから、ちょっとは分かっているんだけど『真面目』と『素直』が軸になっている。なんとなく北海道生まれだから・・・(イメージで)でしょうかね。自分自身を表現するのに『10のルール』という切り口で、スライドは写真を多用したものに仕上がっている。この辺の工夫には気が回っているんだけど、残念なことに『伝えたい』という気持ちと相手のイメージが出来上がっていないから、以下の課題を残した。


  • 出来事の時期(2010年とか、5年前のような)をあいまいにしたため、真実味にかけてしまった

  • 自信のなさが言葉に表れ、主張に対して自己否定するようなフォローの言葉を知らず知らずに言ってしまっている

  • スライド作りに意識がいってしまったためか、スライドの順番と話に流れができていない

  • 話し方が一方通行で、せっかくの話が聞き手に届いていない


言葉だけで書くとネガティブな印象になるが、一生懸命やっていないわけじゃない。ただ、せっかくの努力がもったいない。


 

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こっしーは話に気持ちを乗せることが上手。リズムもあって相手は結構聞きやすい話し方をする人だと思う。だからトークは良いんだけど、スライドがいけていない。文字ばかりで、聞き手の視線がスライドの文字にいってしまう。スライドだけは『経験値』という部分もあるけど、他の人の良いスライドをまねて自分のものにしていく努力が必要。ジョブズになれ!ってことじゃなく、自分のトークをサポートするスライドを用意すればいい。


それから本人にも話したけど、失敗した事実を話した時に本人も周りの空気も変わった。もし、プレゼンがここからスタートしたら全然違ったものになっただろう。


 

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そして、とみー。いつもポーカーフェースのとみーが自身の失敗部分にフォーカスしてプレゼンしたのは良かった。でもね、原稿を手に話すのはプレゼンとしては減点でしょう。でも前の二人と違って、聞き手に問いを投げ、2ウェイで話を進められたところはGood。この辺は以前のワークショップでも結構できていたよね。どこかで関西人のノリがあるのかも知れない。


課題はスライドかな。ここは成長していないね。言葉の魔術師だから、言葉は得意だけど見せる方はいつも手抜き。ここは努力して克服して欲しい部分。


 


今日は3人までにしておこう。