プレゼンの良し悪しは技術的な課題だけではないかも


仕事柄、お客様の前でプレゼンする機会が結構ある。しかし、自分の中で満足がいくプレゼンができた、と言えるのは年に何回もない。僕自身のスキルが不足していること、質問や話題のコントロールがうまくできないなど技術的な要因のほかにも何らかのポイントがあるのではないか、と考えてみるものの具体的な答えが見つからないままだった。そんな中、今日のプレゼンは久しぶりに充実した感じだった。


直接的な面識は無かったけど僕の最初の会社の先輩で(仲のいい先輩の同期の方)、OB会の時に初めて会話をして、何となく通じるものがあった。一応、失礼が無いように事前に先輩が勤める会社の事業内容をチェックし、何を話し、どの部分でお互いのビジネスになるかはイメージした上でプレゼンを行った。ここまではいつもと同じなんだけど、結果は違っていた。


 


ここからは仮説なんだけど。


プレゼンの良し悪しはプレゼンする側だけの問題ではなく、相手側のスキルや経験に依存する部分も多いのではないか。セミナーで話すケースと違い、商談でプレゼンをする場合、2-3人〜10人程度なので話しながらキーになる人のこれまでの経験値を読み、そこにフィットする内容で展開できるかどうかが重要なのでは。ちょうど、音楽のライブで演奏者と観客でグルーブ感を生み出すような感じで・・・・。実際、今日はプレゼンをしながら同じような感覚になり、終了後には相当な疲れを感じた(先輩も疲れたらしい)。緊張によるものではなく、言葉だけではない脳波で会話しているような感じが生まれ、その作業は著しく疲労をもたらす。


もしこの仮説が正しいとすれば、プレゼンの前段で実施しなければいけないポイントは自然と明確になってくるし、その仕掛けの用意、相手の情報をチェックするポイントも絞られてくる。しばらく意識しながらのプレゼンを心がけてみよう。