本当にターゲットは一緒なのかな?



おサイフケータイ活用、モバゲーユーザーを実店舗へ誘導するアフィリエイトの実証実験 - ITmedia News 2010-04-20


ディー・エヌ・エーDeNA)とフェリカネットワークスは4月19日、おサイフケータイを活用して「モバゲータウン」のユーザーを実店舗に誘導するアフィリエイト広告サービスの実証実験を始めた。仮想通貨をインセンティブとして活用することで送客効果が見込める上、来店実績をおサイフケータイを使って把握できるため、実際の来客に基づく効果的な広告出稿が可能になるとしている。


今は何でも広告になっちゃうんだ、というのが第一印象。僕自身はおサイフケータイのヘビーユーザだと思うけど、ケータイでゲームをしないので全然イメージが湧かない。たしかに通勤電車の中でケータイをいじっている人の画面を見ると(別にのぞき見したいわけじゃなく)、最近はメールじゃなくてゲームをしている人が多くなった気がする。きっとモバゲーやGREEが無料ゲームをたくさん出しているからなんだろう、と想像する。


 


株式会社ディー・エヌ・エーのプレスリリースから『サービスイメージ』

モバゲータウン広告利用モデル


DeNAのプレスリリースをみると、フェリカネットワークスの推定とはいえ、現在のケータイ端末でのおサイフ機能搭載台数は約6400万台(累積出荷数は、約5年間で1億3800万台という記載もあるが、何の意味があるのか不明)。国民の2人に1台以上行き渡っている計算なんだよね。これだけみると期待度は高い感じがする。


 


ちょっと気になっておサイフケータイの利用情報のレポートがないかチェックしたところ、参考程度だけどmedibaが調査したデータがあった。母集団がどうなのかにによるので、あくまで参考レベルだけど会社やプライベートを含めておサイフケータイを日常的に使っている人は3割ぐらいというは妥当な線じゃないかな。



調査リポート:おサイフケータイを使わない理由、「必要性を感じない」「手続きが面倒」 - ITmedia プロフェッショナル モバイル 2010-01-14


おサイフケータイの保有者に、自分の携帯電話がおサイフケータイに対応していることを知っているかを聞いたところ「認知している」という回答は92.9%で、実際におサイフケータイを利用している人の割合は23.0%となった。


おサイフケータイを利用していない人にその理由を聞くと、「必要性を感じないから」という回答が64.5%と最も高く、これに「利用手続きが面倒」(39.7%)、「紛失・故障が心配だから」(29.9%)、「セキュリティが心配だから」(25.0%)という回答が続いた。


 


一番重要なのは、ケータイでゲームをしている人とおサイフケータイを利用している人が同じセグメントなのか、という点と、ポイントをリアルに使える店舗とこれらの利用者のニーズが一致しているのか、という点。僕の主観でいえば、カラオケはなんとなく近いかも。でもメガネ屋さんは頻繁に行かないよね。広告は成果報酬型だからリスクは低いというかも知れないけど、うまくいく気がしない。まあ、僕はケータイでゲームもしないし、カラオケも行かないから関係ないんだけど・・・・。