まずは『やらない』ことを見つける 『減らす技術 The Power of LESS』 レオ・バボータ


"減らす技術 The Power of LESS" (レオ・バボータ)


不思議と『無意識』の中で自分に必要なものをチョイスしたり、出会ったりすることが多い。この本もそんな中の一冊。最寄り駅の近くのブックオフに寄った時に最初に目に付いた本だったので、読みたいとかは全然思わずに買ってしまった、というのが正直な話。


どうも最近は『持たない』とか『減らす』、あるいは『整理』することにすごく興味を持っているようだ(もう一人の僕が勝手に分析すると)。情報は特定の場所に集約するとか、隙間時間を活用するとかGTD的な部分は結構している気がする。それでも情報は加速度的に増える一方である。この本のベースになっていることは、『やろうとしていることが今後の人生によって価値があることなのかどうか』という基準で判断で、そうでない場合には『しない』ということに基づいている。なかなか会社で仕事をしていると『そうはいかない』と思ってしまうところだが、最初からネガティブに考えるのではなく、超えられそうな小さなゴールを作って実行し、習慣化することにフォーカスしている。

zen habits


またこの本は著者自身が実施してきたことに基づいて書いている。そしてブログ『Zen Habits』はデザインも含めて素敵なサイトである。この本の内容は構造化が進んだ形で書かれているので、近いうちにマインドマップにしようと思っている。内容はその時でいいや。


 


でも、忘れないように学んだことを一つ書いておこう。情報を集約することはいいことなんだけど、その情報を見直すことがもっと重要であること。ここは結構、僕が苦手だったところ。Web上の情報でも仕事上のミーティングのメモでも『見直す時間を確保する』ことがポイント。最近の僕はWeb上で気になった部分は『Diigo』にブックマークするようにしているんだけど、ブックマークするだけじゃなく、週末の特定の時間に再度見直す時間を確保する(今週からするつもり)。見直して、残すべきかどうか、タグを付けるなどの作業をする。ポイントはその時間を予めスケジュールに書いて(あるいは入力して)確保すること。この作業はあるのと無いのとでは大きく違う。まずは仕事のミーティングメモを見直す時間を試しにやってみたところ、違いは即、体感できた。


そうそう、夜に昨日書いた@pfjkさんに会って、『ブログのデザインが気に入っているんですよ』って話した後に、『なかなかシンプルでも良くできているサイトって無いじゃないですか』と言った後に進められたのが『Zen Habits』だった。僕は思わず、バッグの中から『このサイトでしょう』と本書を出した。これって偶然なんですかね。