さあ、どう発展するのだろうソーシャルネットワークサイト『本が好き!』

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TwitterのTLを見ていて気づき、早速登録してみた。一言でいえば書評のソーシャルネットワークサイト。レビューを投稿することでポイントが付き、そのレビューに対する評価で更にポイントが付く。ポイントによって『級』が決まり、3級以上(ポイントが50ポイント以上)であれば献本申し込みに参加できる。この献本の仕組みがレビューアーのインセンティブに働く、という思いで作られているように思う。


献本対象の本を提供する出版社は自動的に口コミが発生するのでプロモーションのメディアとして捉えているのだろう。特に大手以外の出版社はプロモーションに大きなコストをかけられないのでプロモーションチャネルとしては期待している部分があるのかも知れない。(想像だが)運営会社は出版社をクライアントとする広告ビジネスとサイトからのアフィリエイトが主なビジネスポイントだと思われる。


 

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このサイトはログインしていなくても内容を見ることができるが、評価したり、レビューを投稿するにはアカウントを取得する必要がある。ログイン状態でのトップページはこんな感じである。右側に自分自身のステータスが表示される。


 

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アカウントを取得すると『マイページ』が用意され、レビューを書いたもの、読んだ本、読みたい本など本を管理する上で必要そうな機能が用意されている。もし検索で対象の本が無い場合にはAmazonAPIを利用して情報を取得する形を採っている。これもユーザが自由にできるセルフサービス型なんだけど、本は好きだけどITリテラシーはそれほど高くない、という人にはちょっと不便な感じ。逆にユーザ参加型でサイトをリッチにしていくことでロイヤリティを高めるようにしているのかも知れないが、使いこなすためにはちょっとだけスキルがいるかも。


 

本が好き_detail


レビューを書いた作品はAmazonから引用している情報とユーザが書いたレビュー、Amazonのレビューを並列表示させる。変わっている点はレビューをする際に、「ビジネス-ホビー・実用」という軸と「理科系-文科系」という2軸で評価させる点。個人的にはこの2軸でのマッピングに意味があるのかちょっと疑問だけど、レビューアーの傾向を知る上ではいいのかも知れない。


課題としては今どきのサービスとしては他のソーシャルネットワークに連携できていない点かな。少なくてもTwitterに連携するぐらいは即実装しないといけない。好きなレビューアーをフォローする機能なども必要かな。自分のブログに書いた内容をそのまま利用できるので面倒ではないけど、『ソーシャル感』はまだまだなので頑張って欲しい、という気持ちを込めて本ネタのエントリーを書いた時にはこちらにも書くようにしよう。