残って欲しいから
いろいろ貴重なご意見ありがとうございます。
みなさま>
そして、わざわざ「買います!」なんて言っていただけて感謝であります★
もはや「アーティストの選手生命を守るための募金」とも言える状況なのは確かです(笑
(もちろん音楽ビジネスはいろんな業者が既得権益をむさぼる巣窟になってもいますので、そのポイントの改善も必要ですが)
でも、基本的に、ぼくはダウンロードやコピーすることは止めてほしいと言ってるわけではないんです。
別に音楽業界が衰退していくことを悲観し、カタルシスを感じているわけでもありません。
確かにえげつない状況でグチも言いたくなりますが、悲観してる時間などないくらいエグイってことでもあります(笑
ひとつの文化が衰退するってことは、かわりに新しい文化が生まれるってことなので、「淘汰の時期」なのだと思います。
『違法ダウンロード禁止法について ver.2』 cargoのcargo official blog 2010-02-17
このエントリーはすごく気持ちよく読めた。僕自身はcargoのアルバムは買ってるし、だからこう書いているわけじゃない。実際にいい曲を作れる才能にはその対価を支払うべきだと思っている。一方で、GOKUさんも書いている通り既得権者への利益の分配構造が残っているためにコストが掛かっていることも事実でしょう。音楽に限らず、かつて大きな市場で今は縮小傾向にある業界は構造の変化を変化を求められているんだと思う。本を取り巻く出版業や新聞もそうだし、TVやラジオもそうだろう。一部は業態を変えて生き残れるかも知れないけど、役目を終えて終焉を迎える業界や会社もあるはず。
ちょうど印刷業界にDTPの波が押し寄せ、版下、製版、刷版というプロセスそのものが無くなった。それぞれの技術者は特殊な技術を持っていたかも知れないけど、その技術力とは無関係に淘汰されてしまった。広い意味での音楽業界も同じようになる部分があるだろう。
僕自身もすべてのアルバムを買っているわけではなく、レンタルで済ますものもある。大きく分けると、ベスト盤や企画盤はほぼ購入しない。これにはレコード会社の思いしか感じず、アーティストの思いを見いだせないから。逆にアルバムとしてテーマを持って作られたものは購入している。一度はレンタルで済ませたけど、聴いているうちに良さを感じて購入したものも結構ある。もっとイレギュラーなのは3回ぐらい同じアルバムを買ったものもある。これはたまたまだけど、引っ越しか何かの際に処分してしまい、再度(再再度)購入したケース。
それから海外のものに比べると日本のアルバムは『高すぎる!』という気がする。なんで才能溢れるアーティストの作品と一過性の企画ものの価格が一緒なのかが疑問。今後のビジネスの可能性としてはライブ盤を多く出す、という手もあるだろう。僕の場合にはライブのDVDから音源だけを抜き出してiPhoneで持ち歩くことをよくしている。ライブは限られた人しかいけないので、市場は結構あるだろうし、A会場のライブとB会場のライブは曲目が同じでもまた違ったものになるはず。CDやDVDなどのパッケージにしなくても、丸ごとダウンロード販売(イメージファイルで)で旬を逃さない手も考えられる。
個人的には才能ある人には生きていけるマーケットであって欲しいし、そうじゃない人は淘汰されて欲しい。