『2 x 4 = 8(にしがはち)だから特別なんだよ』

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『2 x 4 = 8(にしがはち)だから特別なんだよ』って藍音に言われて、『なるほど』と思った。自分自身の年齢が20歳過ぎから精神的に変わっていないように、娘の印象も本当に小さい頃の印象ばかり強く残っている。そんな娘も8歳の誕生日を迎えた。そういえば、僕の8歳の時の誕生日は13日の金曜日で、生まれて初めて『縫う』ケガをした。その頃の僕と比べれば娘は本当に大人かも知れない。


小さい頃はよく週末に読み聞かせをしていた。最近はあまりできていない。比較的小さい頃から本が身近にあったせいか、本を読むことが好きで、ふと気づくと本の世界に入りこんでしまう。もうちょっとお姉ちゃんが読むような本からマンガ、慣用句を説明したような本など、本に関しては本当に雑食だ。おかげで漢字を読むことには苦労しないようで、僕が読んでいる石田衣良の小説などはそのまま読めてしまう。逆に算数はあまり得意じゃない。運動は得意じゃないけど、生後6ヶ月ぐらいから始めた水泳は今でも続けている。今は何かに一生懸命になるんじゃなく、身近なもの(箱やひもなど)で得体の知れないものを想像しながら作ることが楽しいらしい。弟の智晴と一緒になっていろいろなものを作り出す。考えてみると、幼稚園の頃に書いていた絵も他の子と違って『藍音らしい』絵を描いていた気がする。


10年後も何か得体の知れないものを想像しながら作っていたら、さぞかし楽しい毎日を過ごしていることだろう。この間の週末にバースデーケーキは食べてしまったので、誕生日当日はお手製のケーキになった。今回は逆に藍音が僕用にケーキをアレンジしてくれた。苺がいっぱいのケーキは何を思いながら作ったのだろう。10年後も作ってくれるだろうか。


そうそう藍音とお袋の誕生日は一日違いだけど、僕と僕のおばあちゃんも一日違いだった。不思議なサイクルがあるのかも知れないね。