『さくらや』が無くなるんだよね


さくらや』が無くなるんだよね。思えば、僕の大学時代、一人暮らしをする際に購入した家電はすべて『さくらや』で買った気がする。新宿で買い物をする時にも『ヨドバシ』ではなく、ずっと『さくらや』に行っていた。いつの頃からだろうか、『さくらや』ではなく『ヨドバシ』に乗り換えてしまったのは・・・。『さくらや』で買っていた一番の理由は商品の見やすさだった気がする。以前は、それぞれの店のお客さんには若干違いがあった気がするけど、きっと最近は店を選ぶ理由のほとんどが『価格』なんだろうな。昨日もTVのニュース番組で激戦区の池袋での『買い回り』を特集していたけど、多いんですねそういう人が。それを見た時の感想は『暇な人が多いんだ』と正直思った。だって、TV1台買うのに(それも10万もしないもの)を家族で1日かけて何回も店を回って、事前にはネットで何度もチェックしているわけだし。その時間は他のことに利用した方が余程価値があると思うんだけど。話が逸れたね。




僕は自然と選ぶ店があって、

ヨドバシ vs ×ビック

○ケーズ vs ×ヤマダ

って感じ。うまく言えないんだけど、店にいる時に落ち着いていられるか、商品が見やすい形で展示されているか、かな。一番イヤなのはヤマダの照明の感じ。どんなに安くても行きたいと思わない。




さくらや』はある時から僕が求めるような展示からかけ離れた感じになったのは記憶している。効率重視にしたのか売れ筋しか置かない感じになった。店員さんは「取り寄せはできますよ」と言ってくれるけど、また来店しなければいけないことを考えると学生のように時間に余裕がある時であれば別だけど、ほとんどの人は『その時』に欲しいんだよね。そんな中で、『ヨドバシ』は全方向でカバーして、ネットと店舗の親和性も高かったので自然とシフトしたような気がする。『さくらや』に生き残る『手』が無かったのかと言えば、そんなことは無いと思う。店舗を小さくしてでも、対象とする顧客を明確にして、その人たちに満足してもらえる部分に特化すれば大きくは無いけど、生き残れたのでないか、と元『さくらや』ユーザの僕は思ってしまう。歴史がある会社や店舗が無くなるのはなんとなく寂しいきがするけど、『流れ』が変化する時には仕方がないのだろう。でも、この家電量販店は勝者がいない戦いに見えてしまうな。