都市に於ける一部だけがイレギュラーだと思う


mixbeatの塾生のとみーのSNSの日記での話はちょうど年始に実家に帰る途中で同じようなことを感じた。

 

毎年1月2日に帰るようにしているけど、今年は多くの会社が3日までが年末年始休暇だったので2日の高速は非常に混んでいた。プラス高速料金の優遇措置が年末にはなく、年始になってからだったのでその影響も強く出たのだろう。実家に帰るルートはいくつかあるので、いつもは高速に乗ってから混雑状況を見て一番空いていそうなルートを選択するようにしているけど、今回はどのルートを選択しても同じような感じだったので外環に抜けるルートをチョイスして、外環に入ったら高速を降りてのんびり一般道を通って帰ることにした。かつてはよく利用していた道(一部は新しくなっているけど)なので、奥さんと懐かしいね、などと話しながらのドライブになった。一般道もそこそこ混んでいて、比較的低速での移動だったため、『この辺って通勤が不便だよね』などと考えながら、奥さんと話した。

 

今住んでいる狛江は都心ではないけど、クルマが無くても徒歩、自転車、バス、電車で不便に感じることはほとんどない。逆にクルマでの移動だと、目的地での駐車場を考え、駐車料金を考えなければならないので、自宅から下り方面以外ではクルマを使うシーンがほとんどない(そのため、1年間の走行距離が2000kmというほとんど使われない状態)。

一方、僕の実家の周りではクルマの免許が取れるようになったら何はともあれ免許を取って、何かしらのクルマを購入する必要がある。今でこそ市が運営しているコミュニティバスが走っているが、民間のバスは主要県道沿いでも平均1時間に1本という状態(今は分からないけど、かつてはそうだった)。バスの本数を増やしても乗る人がいないので、運行数はどんどん減る。運行数が減るから余計に乗らなくなり、どんどんクルマ社会になる、というスパイラルに入る。

 

これは僕の実家周辺だけではなく、日本の多くの場所で同じような感じだと思う。大都市か地方か、という大きな括りではなく、例えば東京でもちょっと離れればクルマが中心の生活圏になる。こう考えると分かりやすいかも知れない。『近所のコンビニにどのような手段で行きますか。その時にイメージするコンビニは複数を考えてください。』って。こんな質問をして、徒歩/自転車 vs クルマでクルマが上回るエリアはクルマ社会になっているはず。それからコンビニの駐車場のスペースを見ても分かりやすい。売場面積と駐車場を比べた時にはるかに駐車場の方が広いコンビニが多いエリアはクルマ社会である。このクルマ社会の場所で、大人が歩いていると奇異に感じる。昼間はともかく、夜に駅-住宅街以外の場所を歩いていると変な感じである。あなたのお住まいのあたりはクルマ社会ですか?