テーブルも広告スペースなのね?

gusto_menu


実家に帰る途中で遅いランチをとるため、久しぶりにガストに寄った。注文をして、ドリンクバーから飲み物を持ってきてテーブルの上を見るとこんな広告が・・・。

とうとうテーブルの上も広告スペースになってしまったんだ、と思いながらいろいろ考えてみた。以前、マクドナルドのトレーに乗せる紙シートにも広告を載せられるような試みがあったが、現在は自社のプロモーション用にしか利用されていないのでメディアとしての活動費用と収益を考えるとマクドナルドしてあまりメリットが無かったのだろう。そこで、今回のガストの広告だが、


  1. 市場に於ける『パルメザンチーズ』の販売量の増加

  2. パルメザンチーズ』を利用したメニューのオーダーを増やし、『パルメザンチーズ』の消費量を増やす(結果、販売量を増加)

  3. ガストでの『パルメザンチーズ』の販売

  4. プレゼントをきっかけに直接リーチするための個人情報の入手

と考えられるけど、正直、何が目的なのかよく分からない。ちなみに『4.』に関してはプレゼントサイトが「coming soon」になっている(応募締切が2009年12月31日までならば、終了しましたが適切なのでは)。
パルメザンチーズ_プレゼント

 

この広告の接触時間は着席から注文した料理が届くまでの約10分程度。料理が届いたら、料理の下になって見えなくなってしまうからだ。そう考えると、あまり複雑なメッセージは伝わりにくく、シンプルな何かを伝えることが必要なのではないか。例えば、ガストで『パルメザンチーズサラダ』の販売量を増やしたのであれば、クッキングスクールの内容は不要である。このステッカー型の広告は、その席に座ったら嫌でも目に付くのであまり嬉しい感じはしない。マクドナルドの場合には、嫌ならばその紙シートを無くすことができたけど、ガストのケースでは無理。利用者に喜ばれない手法は止めた方がいい気がするんだけど。

 

それからクーポンを前提とした価格も好きになれない。すかいらーくグループはガストをはじめ、低価格路線にシフトしているけど、クーポンを利用した価格が本当の正価なのではないか、と思える価格設定であり、クーポンを発行している。そして、Tポイントをはじめ、docomoのプレミアクラブのポイントなど何かしらのポイントを付く仕組みになっている。その分、コストが乗っているんだよね?もっと根本的な部分で、どんな人たちを集客すればいいのかを真面目に考えることの方が先決な気がする。正月から愚痴っぽい話題になってしまったけど、それぐらいこの広告は嫌な気がした。