実はおまけも素晴らしかった


この新書を買った人がダウンロードできるファイルのうち、セミナー部分以外の今回用に収録された25分ぐらいの話が素晴らしかったので、サマリーを書いておこう。

 

『あならの会社が90日で儲かる!』が発売されてから10年、増刷を繰り返しているバケモノのような本で、通常のビジネス書ではあり得ない。では、なぜ本書が毎年増刷を繰り返しているかを考えてみたい、というのがこの25分にまとめられている。

時代としては97年の山一証券の廃業をはじめ、未曾有の不況下であり、今のようなネットがまだ社会インフラとは言えない時代だった。企業のホームページはあるものの、多くの人がネットでモノを購入するほどではなかった。そんな中、本書が受け入れられてきた背景には『フラット化する世界』があった。『フラット化する世界』というのは複雑な流通網が『価格破壊』などが発生し、既存の仕組みが成り立たなくなり、仕組みを簡素化する必要が出てきた。そして、本書に書かれている広告や宣伝で『見込み客』を集めるという方法は販売方法を直接化するという流れにマッチした。

 


マーケティングとセールスの区分を正確に理解していると営業プロセスを設計しやすくなる。

  • マーケティングとは、『見込み客』を集める活動である。商品やサービスに興味がある人だけを集めることが目的だ。

  • セールスとは、集まった『見込み客』に契約条件などをきちっと説明し、納得した上でお付き合いするのが目的である。

 

この先は本書の事例をベースに話が展開され、今の時代では修正が必要な箇所も指摘している。この音源を聴いて感じたのは、意外とオーディオブックは良いかも知れない、という部分。セミナーなどはICレコーダで録音して後から聞くことがあるけど、オーディオブックを試したことが無いので、近々ちょっと試してこのブログに書いてみようと思っている。