時代にそぐわないもの


12月に入ってから電車の中でカレンダーをたくさん紙袋に入れている人を見かけるようになった。師走だし、そういう時期でもあるんだけど、今の時代、筒状になったカレンダーを貰って喜ぶ人っているのか、すごく疑問に思っている。それから手帳も。

 

僕の自宅にもANAから毎年カレンダーと手帳が届くんだけど使った試しがなく、そのままゴミになる。カレンダーが必要な場所にはその場所に合わせて適したものを購入するし、今やケータイでもカレンダーをチェックできるからその必要性もあまり感じない。手帳に関していえば、僕には全く必要がない。今はiPhoneだけど、Palmを使い出した頃から手帳は一切使っていない。ある時に『ほぼ日』を使ってみようと買ってみたけど、1週間分も使わずにそのままになっている。手帳に書くことがないんだよね。スケジュールは仕事もプライベートもGoogleカレンダーだし、見るのはiPhoneだし、大事なことはノートに書いて、ToDoも付箋を使ったりして・・・・本当に使うシーンがない。僕は極端かも知れないけど、持っているデバイスや環境は似たようなものだから気持ちの大小はあるにせよ、『不必要』という部分では多くの人が感じているんじゃないかな。

 

それから『忘年会』というもの最近はフィットしなくなってきている(これは僕だけかも知れないけど)。仕事でいえば、ほとんどの企業は4-3月が年度になっているため、年を越して動いているプロジェクトがほとんどで、プロジェクトが動いている以上は年末年始の休みを別にすると平常通りの稼働になる。プライベートでもスーパーは元旦から営業しているし、コンビニはいつも変わらない。

つまり、過去とは生活環境もサイクルも変わってきているのに形骸化された『しきたり』だけが残っている。誰からそれで喜ぶんであればそれはそれで残す意味があるけど、印刷会社以外は喜びそうな人たちがいなく、渡す方も受け取る方も全く嬉しくないのがカレンダーと手帳。カレンダーを配ることを仕事と思っている人がいたらそれこそ最悪ですね。。。