『クーポン』、『無料』に続いて、『トルカ』戦法

昨日の続き。
現在、マクドナルドでは『iD』で決済した人を対象とした『マックでiDかざしてトクキャンペーン』が実施されているため、今回のように『iD』決済した後に『トルカ』経由で情報が届く。『トルカ』はdocomoが提供するサービスで、今回のような形だけではなく、いろいろな形態で利用可能らしい。
iDトルカキャンペーン
『トルカ』にリンクされたボタンをクリックしてキャンペーンサイトに接続すると自動的に抽選が行われ、結果はその場で反映し、当たればクーポンになる。ちなみに今回は『グラコロ』が当たって、『グラコロ』が無料になる(まだ利用していないけど)。
トルカ_あたり
ちなみにこちらはハズレバージョン。
トルカ_はずれ
そもそもの『朝マック』がクーポン利用で(つまりディスカウントされていて)、無料のコーヒーをもらって、『グラコロ』無料を手に入れる、といったような至れり尽くせりな状態。これは恐らく『トルカ』での無料分に関してはdocomoが負担しているために、このような形になっていると想像できる。まずこのキャンペーンの対象者はdocomoユーザでなければならず(それでもケータイ人口の約半分はカバーできるのだが)、細かいことを言えばおサイフ対応したケータイになっていて、『iD』の契約をしている人が対象なので母集団はかなり絞り込まれてしまう。一方で、このキャンペーンをきっかけに機種の変更、『iD』への登録が促進されればdocomoとしても有効なプロモーションと言えるだろう。実際、僕はこのプロモーションのおかげで『iD』を登録したわけなので・・・・。

ちょうど昼間、仕事で利用したタクシーも『iD』に対応していたため、『iD』で決済したところ同じように『トルカ』の情報がすぐ来た。が、アクセスしてみると広告でしかなく、インフラは同じでも利用方法がイマイチだった。
ただし、かなりタイムラグなしで情報が届くことを考えるとレコメンデーション的な利用方法も考えられそうだ。特にショッピングモールのような場所で次の店や場所に誘導する場合には効果が高そうである。実際にはdocomoユーザで、おサイフ対応のケータイが必須なので対象が限られてしまうが、docomoが仕組みをオープンにするかどうか次第では、おサイフ対応のケータイ普及は時間の問題なので面白いプロモーションインフラになるだろう。後はちゃんと知恵を使ったプロモーションを組めるかどうかにかかっている。