初めてみました『iD』生活

今更ですが、docomoの『iD』を申し込んでみました。ケータイのサービスなのに、その場で設定することができないのがちょっと課題ですが、『iD』に対応していたUCカードを持っていたのでWebから申し込みをして3日程度で『アクセスコート』が届き、無事設定も完了。
iD
早速、タクシーで使ってみると決済が早いのとお釣り待ちが無いのは非常に便利(Suicaでも同じだけど、Suica対応のタクシーに巡りあわないといけないので・・・)。これまではEdySuicaの併用だったので『iD』を登録する気持ちがなかなかならなかったけど、これを見て「まあ、申し込んでおこうかな」と思ったので、僕にとっては広告効果があった、と言えるだろう。
iD x MCD
実際使ってみると、チャージする手間がない、という部分がプリペイド電子マネーと違うところで、これは便利かも知れない。ただし、よくケータイを忘れる人にはリスクが高いのでよく考えた方がいいかも知れない。プリペイド電子マネーはチャージされてるいる額までがリスクだけど、『iD』の場合にはクレジットカードの枠までがリスクなので、忘れたり、落としたりした場合にロックをかけないとそのまま使われてしまう危険性がある。また通常のクレジットカードと違って、サインレスなので拾った人はすぐ悪用することが可能。

使ってみて感じたのは、『これって日本的なサービス』ってこと。米国でもヨーロッパでも少額の買い物でもクレジットカード決済することが普通だけど、まだまだ日本ではクレジットカードは特別な買い物の時、って感じが強く、docomoの金融サービス進出とカード会社の新たなチャネル構築の気持ちが一致したので始まった感じがする。SuicaEdyなどプリペイド電子マネーはそのほとんどが少額決済用と利用されていると思われるが、うまくすれば『iD』はもうちょっと決済単価が高いところを狙える気がする。ただし、ネガティブなポイントしては、

  • docomoのみのサービス
  • DCMX miniを除けば)クレジットカードが必要 = 若年層に弱い
  • 圧倒的なサービス訴求力がない

が挙げられる。今でもケータイ人口の約半分がdocomoということを考えれば、それはそれで大きなマーケットではあるものの、クレジットカードとの明確な差やSuicaEdyの普及度を考えるとこの先の大きな伸びはあまり期待できないのではないだろうか。まずはサイフを出さずに済ませることができるところを増やすことでしょう。僕の中で一番対応して欲しいのはガソリンスタンドかな。最近はセルフの店が多いので、クレジットカードを出さずにケータイをかざして済ませたい。いかがでしょうか。