文章を『見せる』ということ

TwitterでMersyさんのTweetに『favorite』を付けたままだったので今日はこのあたりを考えてみたい。

自分の文章とわかりやすい文章の差をはっきりさせてみる linker journal

文章を書くというのはやればやるほど本当に難しい、と実感している。このブログを書くことでも、当初の方が気持ちが楽だった部分もある。しばらく書いてみて『文章の見せ方』が重要なんだと感じた。これもやってみないと分からなかったことなので僕自身にはプラスの気づきになっているわけだけど。ブログの場合には本と違って、ディスプレーで見るケースがほとんど(今だとケータイやiPhoneで見ることも多いかも知れないけど)なので、「文章がうまい」という意味が違ってきていると思っている。多くの語彙を使いこなせているよりも、"ぱっと”目に入りやすく、心に残りやすい言葉遣いをしている方がベターだと思う。文書の世界でも、報告書と御礼状は目的が違うので作法は違う。同じようにブログをはじめ、ディスプレーで見られることが多いシーンでは、その目的に合わせて工夫したり、アレンジするする必要があるだろう。

実際にMersyさんは元原稿、修正版を比較して書かれているので分かりやすいし、見やすい。ディスプレーで読まれるものはこの『見やすい』というのが重要なポイントだろう。ちょうどTwitterのTLにMersyさんと岡本さんのやり取りがリアルタイムで流れていたのを見ていたので、追記に書かれている岡本さんのコメント部分も「なるほど」と感心しながらみていました(こんぶだしでも岡本さんが話されていたと思います)。

実は同じことがPowerPointの使い方でも言える、と思っている。仕事のシーンではExcelと並んで利用シーンが多いPowerPointだけど、セミナーなどでプレゼンする時のレイアウトや言葉の使い方と提案書は目的が違うので「書き方」、「見せ方」が全く違うと思っている。この辺を意識していないスライドは結構多く見かける。セミナープレゼンのスライドにやけに文字が多かったり、提案書と言いながらセミナー資料の焼き直しで間延び感があるスライドがあったり・・・。これはMersyさんのまとめにも書かれているとおり、『公開されている向こうにいる人の事を一番に考える』ということに尽きるでしょう。これは終わり無き鍛錬かも知れませんが、意識しながらしていかなければいけないワークだと改めて自分自身に言い聞かせるトピックでした。