初めての激痛からこんなことを考えた

お盆休みの時に背中に激痛が走った。それも何の前触れもなく・・・今まで味わったことがないぐらいの痛みで、それこそしゃべることもできないし、どんな姿勢でも痛みが変わらない状況だった。幸い、1時間ちょっと我慢したら、その痛みにも通り過ぎ、普段通りの生活になった。とは言え、何となく背中から脇腹にかけて違和感があった。奥さんにも、実家に帰った時にお袋にも「病院に行きなさい」と警告された。一応、自分の身体なのでWebで調べた感じでは「結石」っぽい印象だった。ということもあって、地域でこの分野に明るい先生がいるクリニックに行った。先生と会話し、背中を叩いたりしながら出された結果は「腎結石」。どんな状況かを正確に把握するためにも慈恵第三病院でCTを撮りましょう、という結論になり、その場で予約を入れてもらった。この後の流れとしては慈恵で撮影された画像はそのまま当初のクリニックに送られて、次回は同じクリニックでその画像を見ながら診断と治療方針を決めていくことになる。まあ、僕の病気の状況は別にいいですが・・・。
この時に感じたこと。大きな大学病院のメリット、デメリット、地域のクリニックのメリット、デメリット、そして地域での連携って、もっとたくさんの人にアピールして理解が必要なんじゃないか、ということ。実際に大学病院に大した病気じゃない人がたくさん来られても困るわけだし、地域のクリニックで対応できる範囲や限界のあるので、どのような状況の時にはどうすればいいか、ということを説明する場が必要なんじゃないか。病院やクリニックに行き慣れている人には当たり前のことかも知れないけど、今までほとんど病院のお世話になったことがない人や引っ越してきて、その地域の状況がまだキャッチアップできていない人には重要な内容だと思うんだけど。地域のコミュニティセンターで実施してもいいし、役所主導でもいいくらい。だって、病院って電力やガスと同じライフラインの領域だと思うし。紙やネット上だけの対応じゃなく、リアルで、かつそういった情報提供がいつでもやっている、という環境が必要なんじゃないかな。もし役所の人員が不足している、ということであれば、然るべき人をアサインするなり、会社を選んでアウトソースすることもできるはず。特に都市部での地域コミュニケーションとしては必要なファンクションだろう。