ブログを書き、継続する意味

普段、このブログの文章を書く際には一度エディタで書いてから、それを転記している。まあ他の人もそうしていると思うけど。その時に気にしている点は文字数を800-1200字程度にしている。そう、原稿用紙で言えば2-3枚というボリュームに。これは以前に参加していた小山龍介さんのワークショップで話していた「特定多数へのメッセージ」を意識してのこと。「不特定多数へのメッセージ」には書いたことへの責任が表れず、「特定少数へのメッセージ」には甘えが生じ、「特定多数へのメッセージ」を意識した時に初めて文章のルールや型を意識する。その考え方に共感し、こうして書き続けているわけなんだけど。
ボリュームの少ない方で見積もっても一月あたり原稿用紙で60枚程度のボリュームになるわけだから、こうして考えると卒論で苦労したことも馬鹿らしいというか、継続して準備を進めていればそれほど高いハードルじゃないことに気付く。何事も継続することが一番難しいんだよね。
元々は僕の友人たちに近況を伝える場、としてこのブログを書き始め、それを続けてきているわけだど、最近は僕自身のためのウエイトが増えてきている気がする。1年前はどうだったか、あの本を読んだ時にどう感じていたんだっけ?と、過去の文章を振り返ることが増えてきた。そういう意味でも継続して蓄積することは大事だと思う。それとブログは1日で出来上がらない、というか、ちょっと時間で取り繕うことができない、という点も大事だなと以前よりも感じている。「はてな」の近藤さんの本を読んだ時に「はてな」の採用の話の部分で同じようなことを書かれていた記憶があり、改めて「そうだよね」と思う。こういうことって実際にやってみないと分からない部分だし、頭では理解しても(というよりも、理解したつもりになっている)、身体で理解できないんだと思う。ある意味では継続することは大変だし、書いている途中では「意地」になっている時間もある。でもそれを過ぎると新しい「気づき」というか、新たな価値観を自分自身の中に持つことができる、と思っている。まあブログに限らず、継続することで得られることは多いんだろう。
今更だけど感じたことを素直に残しておこうと思って書いてみました。