自己啓発本よりもいいよ! 「セレンディピティの時代」 茂木健一郎
セレンディピティの時代 偶然の幸運に出会う方法 (講談社文庫)
- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/06/12
- メディア: 文庫
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実はこの本の最大のポイントは目次にある。ここの茂木さんのメッセージが集約されていて、後からチェックする時に非常に役に立ちます。こんな形でブログに書く時には本当に良いですね、感謝!。
茂木さんのメッセージの中でも一番の部分は「セレンディピティ・サイクル」という考え方。「行動」→「気づき」→「受容」のサイクル。で、一番重要なのは「受容」。そう、受け入れること。僕もそうだけど、自分と違う考え方とか文化はなかなか受け入れられないよね。そこを敢えて、「まず受け入れる」ことがポイント。ハードルは高いけど、自分で世界を狭めないコツ。少し僕なりの解釈を加えると、「受け入れる」の意味は「頭」ではなく「身体」で。理屈はで分かっても、身体がついていかないと相手には分からないし・・・。
不自由を受け入れなければ、「自由」はない!、というメッセージも共感した。書いてはいなかったけど、サッカーを考えると分かりやすい。敢えて手を使えないという「不自由」があるから、それ以外の「自由」に価値があり、創造性が生まれる。どんな世界にもレギュレーションは必要。
「続けることの意志」はセレンディピティと関係あるかどうかは別にして、大きな着眼点だと思う。ダイエットも英会話も始めるハードルの高さではなく、継続することで結果を生み出し、価値をもたらす。
僕は茂木さんの他の作品も読んでいるし(難しいのは別に)、ブログも読んでいるけど、違う茂木さんを見ているような感覚を受けた。あえてそうしているのでしょう。この作品はいろいろなチャンスを鏤められている作品なので、難しく考えずに多くの人に是非一度読んでもらいたい。中のメッセージにならって、僕のコミット。改めて、「赤毛のアン」を読んでみます。