新聞に残された道

Vol.4 新聞問題!(新聞についてゴニョゴニョ最終回) メディアレビュージャパン

ついつい忙しさにかまけて書いていませんでした。
ということで、改めて。ちょうど会社のメンバーと話題にしていた「タウンマーケット」。特に都心部で暮らす人たちにはこれで間に合ってしまう人たちが大勢いるだろう。その人たちは新聞をとっていないか、我慢して購読している人たち(本当は新聞にお金を使いたくない人)で、特に後者の人たちにはこのタウンマーケットはフィットするに違いない。気持ち的に新聞に対する投資金額に対してネガティブなんだから、スーパーのチラシなどセール情報には反応しやすいと考えられ、この部分ではお互いにハッピーかも知れない。でもこれらの人が来店してもセール対象品しか購入しないとスーパーもあまりメリットが無い気がするけど。
橘さんがいうように新聞のユニット化は賛成。僕も文化/生活面を中心に見ているし、後は社説なんかを読むぐらい。それ以外はネットの方が便利だったり、TV欄は僕にはほぼ必要ないし。ところで、子供がいる家庭でも新聞をとっていない家庭の比率って上がっているんだろうなw昔のように学校の先生が「明日はxxxするから新聞紙を持ってくるように」とか「新聞紙にくるんで・・・・」という話が通じなくなる日もそう遠くないかも知れない。子供が小説などを読んで、「新聞ってなあに?」と親が聞かれることも珍しくなくなったりして。
ちょっと前に仕事上で知り合った米国人との話は結構面白かった。その彼は米国のほとんどの新聞社のダイレクトマーケティングのコミュニティを仕切っていて、それぞれのマーケティングプランの成功/失敗をシェアしている。こういうことができるのは米国は基本的に日本のような全国紙が中心ではなく、ほとんどローカル紙が中心で顧客の取り合いがあまり発生しないことが大きい。また日本と違って、宅配制度が無かったり、細かな短期契約が多いため、いろいろな施策が必要になってくる。逆にメリットは各新聞社は自分たちの顧客を完全に把握していること。
日本の場合は逆で、これまで宅配制度依存してきたため、本当の顧客を掴んでいない。だから販売部数が減ってきても手が打てない(押し紙は別にして)。これはTVやラジオも一緒。かといって、ダイレクトマーケティングのノウハウがあるわけではないので悩んでしまう。電子メディアを含めたオンデマンド印刷、ユニット化は結構良いアプローチだと思うな。