「Life Is Sweet」 cargo

偶然手にしたアルバムが予想以上に良かったらどんな気持ちですか?
かつてはいっぱいジャケ買いしていたのに、いつの間にか音楽との距離が出来てしまった。小学生の時、ラジカセで一生懸命FMラジオの曲を録音し、中学生でオーディオに凝り始める。高校生の頃、初めて手にしたウォークマンはそれまでの音楽との距離を格段に変えた。別にクラッシックを聴いていたわけでもないけど、どこか部屋で落ち着いて聴くものになっていた曲をいつでもどこでも聴くことができるようになったあの瞬間は今までと全く違う世界を見せてくれた。
大学に入るとそれまでの音楽を聴く空間が車の中に移動した。時には静かに、時には大音量で好きな音楽のシャワーを浴びられる空間を手に入れた。カセットテープがCDになり、今はiPodiPhoneがソースになっている。入替作業なんて過去の話。好きな曲を好きな順番で、いつまでだった聴いていられる。
ヘッドフォンを通して聴く感じとスピーカーを通して伝わる感じはまるで違う。僕はスピーカーからの音の方が好き。さあどこで聴こうか?

学生の頃の目覚まし時計はお気に入りのオーディオのスイッチが入って曲と共に起きる生活だった。今は小さな携帯電話がその役割を担ってる。もしこの曲が映像と一緒に始まったら素敵な朝が迎えられるかも知れないね。ちょっと早めに起きないと「どの色が良いかな・・・・」と考えながら、遅刻しかねない。

太陽の光が変わってきたよね。やっぱり春の光は違う。暖かいとか眩しいとかじゃなくて、気持ちに届く柔らかさがある。でも、まだコートが必要なぐらいが気持ちいい。さあ、もう一度スイッチを入れて聴いてみようかな。