デジタルサイネージ

境祐司さんのFeedはFriendFeedを利用してチェックしている。元々はiPhoneを使った最強の手帳術に興味を持ち、その後は境さんのいろいろな発信が僕自身の中でどれも興味の対象になっている。その境さんが発信している一つで、「デザインの未来」の最新版がこれだ。
http://admn.air-nifty.com/web_design/2009/02/file-352-vol24p.html

ポスターにネットが繋がったら今までと違ったことが実現できるだろう。それも有線ではなく、無線(Wi-fiでもケータイモジュールでも)で実現できれば物理的な制約から解き放たれ、面白いアプローチが考えられる。ポスターなので、「パーソナル」化は難しいが場所x時間x客層でマス広告とは違う広告媒体になるだろう。この場合、デザインにはよりピンポイントのメッセージやモチーフが問われ、媒体評価もより厳しくなるに違いない。
PDF版と物理的な本の値段が同じ、という話題には興味が引かれた。僕の中ではデジタルなテキストは電車の中など移動時間には便利でメリットあるが、内容によっては物理的な本でないと却って読みにくいというのを経験的に感じている。価格を20%増しぐらいで物理的な本を購入した人にはPDFをダウンロードできる権利を与え、検索などに利用できるようになると利用者には便利だと思う。特にビジネス書は検索機能が付いているとプレゼンを作る際には非常に便利だ。
最後に物理的な変化は単純な過去の置き換えではなく、新しい発想と共に新しい価値を生み出す。そこに於いてもデザインは価値あるものであるが、それまでとは違った価値で存在するのではないだろうか。