ケシポンによる影響

先日購入したケシポンは予想以上に活躍している。使ってみて感じたことだが、ケシポンが売れるお陰でダイレクトメールの効果はより低くなるのではないだろうか。僕の場合、今までもらったダイレクトメールで何かに申し込んだり、何かを買ったことがない。ダイレクトメールではないが、唯一はアメックスからのセンチュリオンのオファーを承諾したぐらいだろうか。今まででは開封し、中身を「資源ゴミ」に、外側を手シュレッダーして「もえるゴミ」にしていた。が、ケシポンを購入してからは外側の宛名部分をケシポンで印字し、開封もせずにそのまま「資源ゴミ」と化している。開封もしないため、全く宣伝効果がない。もし今後、このケシポン対策で中身にわざと個人名が記載された用紙を入れる手法が取られた場合、恐らくネガティブな印象をその会社に持つことだろう。
そもそもダイレクトメールの効果が薄い一番の原因は顧客が求めていないものを一方的に送られてくるところにある。つまり顧客とのコミュニケーションがされていない状態で、一方的な訴求をされても通常はネガティブな反応しか示さない。しかし、何らかの方法で顧客とのコミュニケーションが確立され、提供側に心を開いたら反応は全く違う。これはダイレクトメールだけではなく、Webの世界も同様だと思う。求めていないレコメンデーションはダイレクトメールと同じである(ここでも僕は購入した経験がない)。もし顧客が「ビジネス書〜文庫の範囲はレコメンドして欲しい」というカスタマイズして、情報提供されたら反応は全く違うだろう。Web2.0と言われて久しいが、こんなコミュニケーションがWebでもできるようになればお互いにメリットがあるだろう。ケシポンのようなソリューションの影響で情報提供側の反応は大きく分かれることが予想されるが、顧客視点のコミュニケーション重視のアプローチができればファンは増え、売上に結びつくのではないだろうか。