mixbeat 第5回ワークショップ

今回のテーマはユーザ視点に立ってWebサイトのユーザビリティをチェックしよう、という課題。そもそもWebサイトはコンタクトセンターと同様に、ユーザに一番近いタッチポイントでデザインや情報量の多さ、PV数が重要な訳ではなく、ユーザが本当に使いやすいかどうか(=迷わないかどうか)が重要なはずである。つまり普通に操作して「?」と思ったらそれはダメなポイントで、それをどう解決したら良いかまでをチームでチェックして提案することをワークショップで実施。課題サイトとしてJTBのツアーサイトを選択した。事前にいくつかのサイトをチェックして、ワークショップのグループワークの時間や考え方の派生(=違う方向に考えが行ってしまう)が起きないように、ある程度の完成度とある程度の未完部分を残しているサイトとしてチョイスした。後から答え合わせというか、主催側の回答例を出すために条件を設定。
・大人3人でパリに旅行する
・現在の住まいは仙台で、前泊が必要
実際にこの条件で検索を駆使して予約しようとしても楽に30分以上掛かる。一つは3人一部屋は予約ができず、予約ができないことから試行錯誤を繰り返す羽目になる(→主催側としてはわざと体験するために、3人に設定したのだが・・・)。その前にも最初の日付指定のところで、搭乗日と宿泊日を入力する必要があるが、旅慣れていないと搭乗日を入れた後に宿泊日を入力することは難しい。更に日付が変わることを想定して、宿泊日を翌日にすると、システムが一生懸命考えてくれて遠回りして目的地に到着するよう計算してくれる。
とまあ、JTBのサイトですら、こんな具合。
別にJTBのサイトにケチをつけるためにワークショップを実施したわけではなく、常にユーザ視点でものごと判断しないといけない、という思考回路に気づいて欲しかった。おそらくこのサイトのコンバーション率はものすごく悪いと思う。